ワイルド・スピード MEGA MAX

昨日見た前作に続いて、人気カーアクションシリーズの最新作を観てきた。イオンシネマのレイトで鑑賞。
明らかにわき道にそれていたシリーズだったが、前作ではヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカーが復帰して、王道に戻ってきた。そのラストをそのまま引き継いだ第5弾は、完全にV字反転を果たした。これはシリーズ最高傑作といってもいい。

冒頭で、途中だったドミニク救出作戦を最後までしっかり見せてくれて、一気に「ワイルド・スピード」の世界に引き込まれた。続く大列車強盗アクションも、鉄板焼ききるわ、トラック走りながら横づけするわ、高級車スライドで盗むわ、ドンパチ始まるわ、列車にトラック突っ込むわ、列車から車、車から川へとダイブするわ、もう最初の方ですっかりお腹いっぱいになった。

さらにその後は、ザ・ロックが演じたホブス捜査官率いるFBI特殊班に急襲され、リオデジャネイロの民家の屋根を飛び移る逃亡劇へ。今回の宿敵レイエスの一味も参戦し、三つ巴のアクションがこれでもかと続く。

ディーゼルとザ・ロックの肉弾戦を挟んで、クライマックスはいよいよ警察署内の金庫を強奪するシーン。これは、シリーズ最大といってもいい迫力のカーアクションだった。

装甲車で警察に突っ込んで穴を開け、車2台で巨大金庫を無理やり引きずっていくという、強引極まりないやり方。もちろんパトカーの大群に追われるわけで、2台の車は金庫を振り回しながら街中を駆け巡る。あんな金庫がぶつかってきたら、バス停もぐしゃぐしゃだし、銀行の1階もしっちゃかめっちゃか。もちろんパトカーなんぞひとたまりもない。白昼堂々あんなに市街地を壊しまくる映画は、宇宙人が攻めてくる映画以外では初めてだ。

当然CG使いまくりなんだろうと思ったら、意外にもライブアクション多いみたい。公式サイトを開くと予告編に続いてメイキング映像が流れるんだが、かなり派手にやってるね。今までよりもリアル感が増してるのも当然だ。

アクションだけでもすごいのだが、本作が優れているのはそれだけじゃない。1億ドル強奪というデカいヤマのために、過去のキャストが続々集まってくるのだ。こういうの弱いのよ。たまりません。

近いところでは、前作でドミニクに惚れた感のある組織の女ジゼルが登場。今回もセクシー水着で重要なミッションを成功させる。テゴとサントスの漫才コンビも連投だ。

前作では冒頭のみで退場したハンも3作連続で出演となった。今回はジゼルとコンビを組んで、最後にはできちゃったようだ。時系列では3作目が最後になるんだね。ハンって3作目で死んじゃってるから。「東京へ行く」というセリフが逆伏線になっていた。

第2作でブライアンとコンビを組んだローマンと、二人の窮地を助けたテジが、ブライアンに呼び出される。こいつらが仲間になるとは心強い。劇中ではちゃんとドミニクに紹介してたね。

ブライアンとミアが逃げ込む家が、第1作で登場のヴィンスの家。このヴィンス、あんまり覚えてないんだわー。最後は撃たれて死んじゃったけど、女と子供にはドミニクから大金が届けられてた。奥さん、ヴィンスが死んだというのに、札束の山見たら破顔一笑してたね。あんなの見たら当然か。

ここまで過去のメンツ揃えてくれるなら、シリーズ一番の美女エヴァ・メンデスも呼んでほしかった・・・と思っていたら、なんと最後の最後に出てきたから超びっくり! しかも彼女がホブスに見せたのは、ドイツでの強盗犯の写真。うわ、レティじゃん! まさか双子じゃないよね。こりゃ次も観なきゃいかんな。

どうやら第6弾だけでなく、その次の第7弾まで製作が決定しているらしい。さらには、第6弾に出演の噂をされてるのが、なんとジェイソン・ステイサム! これまたビッグネームを引き込んだねー。仲間なのか敵なのか気になるところだが、仲間だとしたら主役の二人を食っちゃうよね。頭だけ見たらヴィン・ディーゼルとかぶるし。何はともあれ、早く観てみたい。

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