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ジャイアント・ピーチ

「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」の監督によるストップモーション・アニメ。未見だったのでBD借りてきた。
これまたティム・バートンの原案かと思いきや、1961年に刊行されたロアルド・ダールの児童本が原作らしい。嫌われ者っぽいムカデやクモやミミズが出てくるあたり、バートンならではのグロテスク趣味だと思ったのだが。ダールといえば「チャーリーとチョコレート工場」だ。ファンタジーの中に、ちょっとだけ毒が隠されているのが彼の持ち味なのだろう。

79分の短い時間で、実写の場面も結構あるから、メインのアニメは45分ぐらい。でも、この45分がものすごい。1秒の映像を作るのに必要なコマ数は24コマだから、単純計算で24×60×45=64800コマをひとつずつ丁寧に撮影したわけだ。カットされた場面もあるだろうから、実際はもっと多いはず。まさに気が遠くなる作業だ。

メイキングを観ると、1分間の映像を作るのに1週間、22のスタジオを使って実に3年の製作期間がかかったそうだ。さっきは単純なコマ数を計算したが、本作は登場キャラも多いし、足の数も多いときた。その苦労はちょっと想像できません。この仕事が本当に好きでないと無理だろうな。

数あるキャラの中でお気に入りは、やっぱりスパイダー姐さんでしょう。本物のクモは大嫌いだけど、こっちのクモはもし人間だったらかなり色っぽいはず。「蜘蛛女」なんて映画もあったっけ。はまると怖いタイプかもしれません。

口から出まかせのムカデ男も、反省してからは羅針盤を手に入れる活躍を見せたりして好感度アップ。あの「呪われた海賊たち」との活劇は面白かった。でも、どうして水中にいても窒息しないんだろう? 不思議だ。

知的な紳士のキリギリスも、気のいいテントウ虫のおっかさんも、臆病者のミミズも、それぞれ見せ場があって楽しかった。ツチボタルのおばさんだけは、あんまり出てこなかったね。原作でもああなんかしら。

実写に戻ったジェームズのもとに、アニメのままの虫が合流するクライマックス。これはかなりな荒業だなあ。きっと原作の通りなんだろうけど、なんか胸にストンと落ちない。ジェームズは虫の力を借りずに、あくどいおばさんズを撃退してほしかった。子供にとっては、仲間が戻ってきてめでたしめでたしの方がいいのかな。

CG全盛の今、ここまで手間暇かかるアニメを作ろうという奇特なクリエイターは、あまりいないだろう。でもたまにでいいので作ってほしいな。作り手が苦労したのがわかるようなすごいヤツをね。

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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