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探偵はBARにいる

大泉洋がすすきのを舞台に活躍するハードボイルド。イオンシネマのレイトショーで観てきた。
この映画には期待する理由がありすぎて、ワクワク度は「ハリポタ最終作」以上のものがあった。かといって、逆に期待を裏切られたらどうしよう、という不安も不思議となかった。こういう映画も珍しい。

<期待する理由その1> 「すすきのが舞台」

何といってもこれに尽きる。就職してから通算6年近く住んだ札幌。毎週毎週通ったすすきの。観たら、いてもたってもいられなくなるんじゃないだろうか、飲みに行きたくなって。山形だから無理だけど。

ここに越してくる前も、3年ほど札幌にいた。住んでいたのは豊平区豊平で、すすきのから歩いて10分ぐらいのところだった。飲めば普通はタクシーを拾うところだけど、オレだけは36号線沿いにてくてく歩いて帰ってました。いいところだったなあ。

札幌ロケの映画は数多くあるが、ここまですすきのをクローズアップしたのは記憶にない。冒頭のノルベサの観覧車から、もうほっぺた緩みっぱなしだ。以降、ニッカの大ネオン、路面電車、だるまの看板、すすきの市場、ラーメン横丁、すすきの交番と乱れ打ちが続く。その他の場面も周辺のビルを見れば、どの辺か大体わかる。季節が冬なのもうれしいね。なんか冬の方がすすきのらしい気がする。

すすきの以外でも、時計台、テレビ塔、大通、羊が丘展望台などの定番スポットでロケされていて、ちゃんとした観光映画にもなっている。札幌駅と大通をつなぐ地下通路なんていう最新スポットまでちゃんと収められている。今夏帰省したとき、「もう完成したんだ」と感動したんだけど、あそこ確かに何にもないのよね。

<期待する理由その2> 「小樽も登場」

小樽は大学時代4年間住んだ街だ。プロモで小樽駅が映っていたので、楽しみにしていた。

実際には小樽駅と、そこから港までの街並みがちょっと映っただけで、ほとんどは遊覧船の待合所だった。あそこは行ったことないのよね。まあいっか。札幌~小樽間の海沿いを走る汽車(エアポート)も感慨深かった。あれ、何かとよく乗ったので。

<期待する理由その3> 「主演が大泉洋」

今や地方から全国進出を果たしたタレントの中で、トップを極めた感のある大泉洋。道産子からすると、彼がドラマの主役を演じたりしていると、ちょっとこそばゆい感じがする。「そこまで活躍しちゃっていいの?」という思いがある。でも、活躍していいのよね。彼には笑いもシリアスもこなす才能と、周りを巻き込む不思議な魅力の個性があるんだから。

そんな彼が、すすきのを舞台にした映画で、満を持しての凱旋主演だ。本人も今まで以上に力を入れてるはず。これに期待しないわけがない。

でも脇を固める錚々たる面子を見ると、「こんなすごい映画に主演しちゃっていいの?」って、やっぱり恐縮してしまう。でも、主演していいのよね。彼はそれだけの力量のある俳優なんだから。

ほぼ全編出ずっぱりで、ここまで大泉色に染まっていると、彼を観に来た人間としては大満足だ。得意の面白おかしい部分もあり、真剣なドラマもあり、結構激しいアクションもありで、洋ちゃんファンでなくても彼の八面六臂の活躍に魅了されることだろう。オレは楽しませてもらいました。

<期待する理由その4> 「豪華キャスト陣」

大泉洋の相棒が松田龍平ってすごすぎない? 謎のヒロイン役に小雪ってすごすぎない? 西田敏行が冒頭いきなり死んじゃうってすごすぎない? 高嶋政伸がイッてる殺し屋ってすごすぎない? 吉高由里子と片桐竜次が写真だけってすごすぎない? 蓮司さんが黒幕ってすごすぎない? 松重豊が「シムソンズ」に続いて共演ってすごすぎない? トモロヲさんが松田聖子熱唱ってすごすぎない?

いや、すごすぎるって。いいんですか、こんな贅沢。彼らがすすきのに集結して、1本の映画を作る。その事実だけで興奮します、はい。

<期待する理由その5> 「ハードボイルドなストーリー」

そして肝心のストーリーは、しっかりハードボイルド。探偵のキャラクターも一本筋が通ってて、感情移入にまったく苦労しない。ぼんやりで豪腕な高田とのバディムービーとしても楽しめる。沙織についても、何を企んでいるか予想はつくものの、その結末をああやって見せられるとやはり辛い。小樽と札幌の距離を呪ったよ。

東直己の原作は未読だが、聞けばこのすすきの探偵シリーズ、今年刊行の最新刊で11作目になるらしい。映画は2作目が元になってるようだが、読んでみたくなった。すすきのがどのように描かれているのか興味あるし。

この原作に魅力的な脚色を施したのが、今オレがもっとも信頼を置く脚本家、古沢良太だ。「ALWAYS」シリーズもさることながら、奇跡的傑作「キサラギ」を書いた名手なのだから、話が面白くないはずがない。今回も、硬質でせつない大人の物語を堪能させてもらいました。

ついつい感想が長くなってしまった。面白かったのだから仕方ないのだが、実は本当に面白かったのか自信がない。というのも、この映画に関しては全然客観的に観れていないから。道産子ゆえの贔屓の引き倒しなのかもしれない。

でも、こんな映画なら何本でも観たい。同じ脚本家、同じ主要キャストで続編を希望します。できればシリーズ化していただきたい。東映のお偉い方の皆さん、よろしくお願いします。

<おまけ>
殺し屋加藤が探偵に「ジンギスカンはラムとマトン、どっちがいい?」と訊いていた。・・・愚問だ。どっちもいいに決まってる。

「臭みがイヤ」という人がいるが、あれも含めてジンギスカンです。イヤなら無理して食べなくていい。「臭みを取り除きましたので、どなたでも召し上がれます」という店もあるが、「バカじゃないの?」と言いたくなる。はんかくさいわ。

<おまけ2>
先週の「ぴったんこカンカン」で大泉と小雪と安住アナで小樽・札幌めぐりをしていた。地元民にはおなじみのうまいものが大挙登場していたが、最後に出てきた店に狂喜した。

大泉が松田龍平にお勧めしたという「米風亭」の油そば、これ絶品です。店で食べてもいいんだけど、テイクアウトもできるので、会社帰りによく買っていた。麺3食分+うずらの煮卵とチャーシュー細切りとメンマの具材が入って、たった1000円! これに卵黄ときざみのりと白ゴマをかけて食べるのがマイベストでした。また食べてー。

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