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マッチポイント

ウディ・アレン監督が初めてスカーレット・ヨハンソンを起用し、初めてNYを離れロンドンで撮った愛憎劇。DVD借りてきた。
もちろん目当てはスカーレット嬢。飛ぶ鳥を落とす勢いのセクシー女優を、彼女に入れ込んでるアレンがもっさりと描くはずがない。彼女への期待感だけで、どんなお話かも知らずに鑑賞開始。

主人公はジョナサン・リス・マイヤーズ演ずる元プロテニス選手のクリス。資産家令嬢と結婚、富と社会的地位を手に入れて、まるで絵に描いたような逆玉状態。まこと羨ましい限りなのだが、欲に底はないとはよく言ったもの。義兄の婚約者に対して、妻にはない女の魅力を感じてしまい、ある日ついに手を出してしまう。

その相手というのがスカーレットなので、これはもう致し方ない。彼を責めるつもりは毛頭ございません。彼女を目の前に自制できる男がいたら、お目にかかりたいくらいだ。

そんな魔性の女ノラとの情事は1回こっきり。その後義兄は婚約解消してしまい、ノラは行方をくらます。妻に対しては貞淑な夫を演じつつ、クリスは必死でノラを探す。もう諦めればいいのに、とも思うが、これまた相手がスカーレットなのだから、未練たらたらも仕方ない。逃した魚が大きすぎるのだ。

妻の態度がうざいのも、現実から逃げ出したくなる大きな要因だ。なんでもかんでも父親頼みで、社会をなめてるのも気に障る。子供がほしいのはわかるが、そのせいで夫はただの種付けマシーンみたい。すぐにクリスを呼びつけるのも、所有物か何かと勘違いしてるんじゃないか。

どうしてもノラに会いたい。会ってよりを戻したい。そんな切なる願いが通じたのか、クリスは街に戻ったノラを偶然見つける。妻の無邪気な妨害にもめげず電話番号を聞きだして、その後は猪突猛進男と奔放肉体女だ。やることはただ一つ。

誤算は、今度はノラの方が本気になってしまったこと。リッチな生活とあふれる性欲の両方を満たしたいクリスは、妻とノラの両方に嘘をつき続ける。ここまで来ると、あんまり羨ましくなくなっちゃった。だってノラのヒステリーは激しいんだもの。妻とはできない子宝がノラには恵まれちゃったりして、どんどん追い詰められていくクリス。まあ自業自得なんだけど。

愛を取るか、金を取るか。これは究極のクエスチョンだ。愛欲生活を選べば、将来の人生は見えない。「愛さえばあれば他に何もいらない」なんて、夢見る乙女のセリフだし。一方で金満生活を選べば、自分らしさを失う。自分を偽って生きていくのは、果たして本当に幸せなんだろうか。

崖っぷちに追い込まれたクリスは、ひとつの答えを出す。そこからの話は、ラブストーリーの枠を越えてしまった。彼の行動には唖然呆然。正直、飛躍しすぎだと思ったよ。

彼は今の生活を続けることを選び、ノラを殺そうと計画する。しかも自分に疑いがかからないように、ノラが別の殺人事件の巻き添えで死んだかのように策を練るのだ。突然殺されるノラもたまったもんじゃないが、一緒に殺された管理人もいい迷惑だ。ていうか、クリス残忍すぎないか? まったくついていけません。

結構ほころびだらけだった殺人も、運が彼に味方をしたせいで、真相は明らかになることなく一件落着。妻との間に待望の第一子も誕生し、幸せに対して複雑な表情を見せるクリス。あらら、こいつ捕まんないのか。なんとも後味悪く、索漠とした思いに駆られるラストだった。悪運って大事なのね。

クライマックスであっさり殺されて途中退場のスカーレット。後半はわめいてばかりだったものの、前半の妖艶さは、観ててクラクラしたわ。表情もしゃべり方もお尻の振り方もすべてセクシーすぎ。あれで当時二十歳そこそこだってんだから恐れ入る。

この後アレンは、スカーレットを使って2本撮っている。「それでも恋するバルセロナ」は下半身入り乱れる男女4人物語で、炸裂するアレン節に大満足した。「タロットカード殺人事件」は未見なので、今度借りてくるとしよう。

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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