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シャンハイ

国際色豊かなキャストによるハリウッド製アジアン戦争ラブストーリー。イオンシネマのタダ券で鑑賞してきた。
アメリカからはジョン・キューザックにデヴィッド・モース、香港からはチョウ・ユンファにコン・リー、ドイツからはフランカ・ポテンテ、そして日本からは渡辺謙と菊地凛子が参加。外国勢はみんなハリウッド大作に出演経験のある俳優たちばかりで、はっきり言って安直なキャスティングだ。安全牌を揃えたい製作者たちの思惑が手に取るようにわかる。

まあ実際メインはジョン・キューザックとコン・リーだけで、ほかは正直役不足のオンパレードだ。菊地凛子なんか最初っから死相漂ってるわセリフはないわ、もう誰がやってもいいね、あの役は。フランカ・ポテンテも、キューザックが情報を入手するための捨て駒女でしかないし。せっかく名の通った女優たちを使ってるんだから、もう少し脚本練りこめばいいのに。

チョウ・ユンファも裏社会のボスという彼らしい役どころなんだけど、あまりに奥さんベタぼれすぎで、強さや怖さは微塵も感じられない。2回ほどある短い銃撃戦だけが、見せ場といえば見せ場だったか。結局、「パイレーツ・オブ・カリビアン3」と同じで、主役陣のための咬ませ犬でしかないのよね。もったいないとしか言いようがない。

我らがケン・ワタナベも、期待したほど出演時間は多くない。ただ、彼が演じた田中大佐は冷静沈着な切れ者で、日本軍が悪者という物語の中では、なかなか興味深い男になっていた。こういう渡辺謙って前にも観たことある、と言うなかれ。ハリウッドが求める誇り高い日本人像を見事に体現できるのは、今のところ彼ぐらいしかいないんだから。

主役のポールを演じたキューザックは、主役の割にあまり印象に残らない。仲間の死の真相を追究する姿勢は情熱的だけど、それほど共感するわけでもない。話を進めるために必要なポジションなので、個性の強くないキューザックはある意味ベストな配役なのかも。

その分、コン・リーはインパクト大だった。45歳とは思えないアジアン・ビューティぶりに釘付けだ。「マイアミ・バイス」の時は英語のセリフも硬かったけど、本作は舞台がホームということもあってか演技も自然。最近は出演作が少ないのが残念だが、老けてしまわないうちにその美しさをできるだけフィルムに焼きつけてもらいたいもんです。

1941年の上海を再現した映像も見ものだし、死んだ仲間が追っていた謎が真珠湾攻撃につながる展開も面白い。異国を舞台にしたハードボイルド、決して嫌いじゃありません。

出国を図る主役二人をゲートで待ち伏せる田中。でも見逃すのよね。愛人スミコを失ってヤケクソになってもいいところだが、スミコの最期を一緒に看取ったポールを捕まえるのは、彼の心の中の何かが許さなかったんだろう。この映画の一番重要な場面を任せられた渡辺謙。見事、その重責を果たしてました。日本人として誇らしかったです。

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■映画『シャンハイ』

太平洋戦争勃発前夜の上海を舞台に、アメリカ人スパイのジョン・キューザック、日本軍人の渡辺謙、上海の裏社会のドン、チョウ・ユンファと、その妻、コン・リー、そして謎の日本人女性、菊地凛子が交錯する映画、『シャンハイ』。 いやー、チョウ・ユンファ、やっぱり...

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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