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アナザー・カントリー

UK映画ブームの先駆けとなった記念碑的作品。持っているDVDで鑑賞した。
公開当時高校生で、ハリウッド大作か寅さんか角川かアニメ限定の劇場しかない地方に住んでいた。そんな田舎小屋でかかるような映画じゃないのに、なぜかこれは限定公開したのよね。そりゃ観に行きましたよ。そして衝撃を受けましたよ、はい。

1930年代のパブリックスクールが舞台。規律重視の階級社会で、ゲイと共産主義者が主人公の映画なんて面白すぎる。まだ女子に夢見てた頃なので、ガイの男色嗜好はまったく理解できず、したいとも思わなかった。しかし、何があってもクールに信念を貫くジャドには、完全にはまった記憶がある。

ジャドを演じたのは、今年ついに「英国王のスピーチ」で世界の頂点に立ったコリン・ファース。本作は彼の銀幕デビュー作だ。あれからもう四半世紀もたつのね。堅物な役を中心に、いろんな作品に出てきた彼だが、オレの中ではジャドのイメージが今でも強い。それくらいインパクトのあるハマリ役だった。

一方、ゲイのガイを演じたのは、その後本当にカミングアウトしたルパート・エヴェレット。一時は飛ぶ鳥を落とす勢いだったけど、最近はあまりパッとしない。あれだけゲイ映画作っていながら、本物のゲイは敬遠する英国映画界。「シングルマン」でゲイ役を演じたコリン・ファースも、「ゲイの俳優は仕事がもらえない」と、業界にそびえ立つ「見えない壁」について発言していた。あれは、ルパートを念頭においたものなんじゃないか。

本作でのルパートは、まさに水を得た魚。無分別をカムフラージュにして、代表の座を手に入れるべく画策する一方で、自分好みの寮生ジェームスと甘いひと時を過ごす。問題を起こしても、幹事の弱みを握ってるおかげで、うまく逃げおおせる。しかし信頼していた幹事の裏切りで、それまでの努力はすべて水の泡に。怒涛の喪失感に飲み込まれたガイは、ジャドに感化されコミュニズムに傾倒。ソ連のスパイとして活躍し、自分を打ちのめした祖国に復讐するのだ。

ガイにはモデルが実在する。ケンブリッジ在学中に共産主義に目覚め、その後ソ連の秘密工作員となったガイ・バージェスという男だ。英国諜報部に在籍してたり、ワシントンに派遣されたこともあったが、スパイ容疑をかけられロシアに亡命。そのまま死を迎えたとのこと。まさに波乱万丈の人生だね。

主演二人の若さに任せた攻撃的な演技がすこぶる刺激的。90分という短い時間の中で入り乱れる権謀術数からも目が離せない。当時のスタイリッシュなブリティッシュファッションも見どころのひとつだ。とにかくいろんな要素が凝縮されていて、今観てもまったく色あせない。DVD買っといてよかった。これからも、ちょくちょく観るとしよう。

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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