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シングルマン

英国王のスピーチ」で遂にオスカーを手にしたコリン・ファース主演作品。本作でも米アカデミー賞にノミネートされており、観なくちゃいかんと思っていた。DVD借りてきた。
ゲイを演じて評価されたケースとしては、オスカー受賞だけに絞っても、「蜘蛛女のキス」「フィラデルフィア」「ミルク」が思い浮かぶ。ノミネートまで入れたらきりがない。

ストレートの役者がゲイを演じるのは挑戦だと思うし、いくら仕事でも男とキスしたり抱き合ったりするのは勇気がいる。それを乗り越えて、観客が感情移入できる主人公を表現できた場合、「こりゃすごい」ってことになるんでしょう。

コリン・ファース自身、デビュー作が名作「アナザー・カントリー」だし。もっとも劇中ではノンケの役だが、元となった舞台版では主役のガイをやってたはず。ゲイ演技は彼の出発点でもある。

そんな彼が本作で演じたのは、一見お堅い英国紳士然とした大学教授ジョージ。16年連れ添った恋人ジムを交通事故で失い、自分も死のうと決めた日の朝から物語は始まる。時は1962年、国民がキューバ危機と核戦争の恐怖におびえていた頃の話だ。

ゲイの人たちが、心の底から愛し合い、その関係を長く続けられる相方を見つける確率って、どれくらいなんだろう。わからないけど、それほど高くない気がする。

ジョージにとってジムは、自分の命よりも大切なかけがえのない存在だった。だから、彼がいない人生を無価値だと思っても、仕方のないことなのかもしれない。

そんな彼が、死の準備を整えた運命の日に、若い学生ケニーと出会う。男のオレにはケニーの魅力はわからないが、あれがもしも若い女子大生だったら、ジョージの気持ちも理解できないことはない。自分に興味を持ってくれて、自分を同じ問題を抱えていて、一緒なら新しい一歩を踏み出せそうな気がする相手なんだから。

ジムと出会ったバーに行き、そこでケニーと再会するジョージ。「泳ぐ?」の誘いにすぐ乗って、二人は夜の海に全裸で飛び込む。こういう直接的な表現は苦手なんだけど、そういう映画なんだから仕方ない。

その後、ジョージの家でジョージはケニーのパンツまで脱がせる。うわ、まさかここから「ブロークバック・マウンテン」? これ以上行くのは勘弁して…と思ったら、そこで終わってホッとした。ゲイに理解がないと言われても結構。観たくないものは観たくないんです。

ケニーの寝顔と、彼が隠したジョージのピストルを見て、死ぬのをやめたジョージ。でも運命は残酷ね。元々持病のある心臓が発作を起こして、朝を待たずに帰らぬ人に。死の間際にジムが現れてキスしてたね。まるでケニーに嫉妬して迎えに来たみたいだ。

本作が監督デビューのトム・フォード。ファッション業界で名を馳せた人物らしいが、こんなに格調高い映画も作っちゃうんだね。天は二物を与えちゃったのかしら。もしかして、この人もゲイ?

調べてみたら予想的中。すでにカミングアウト済みで、かなり年上のパートナーがいるらしい。自分のことを描いているようなものなんだね。だったらこの世界を違和感なく映画にできるはずだ。映像のセンスも独特のものがあって、一作目とは思えない仕上がりでした。二作目も楽しみだ。

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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