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X-MEN ファースト・ジェネレーション

プロフェッサーXとマグニートーの若き日々を描く、エピソードゼロ的作品。シリーズのファンなら初日に劇場に駆けつけねば。イオンシネマのレイトショーで観てきた。
1作目に惚れこみ、2作目に熱狂したものの、3作目にがっかりし、スピンオフの「ウルヴァリン」はそれなり、というのがシリーズの個人的評価だ。あまり期待すると火傷することはわかってるので、平常心で席に着いた。

それでも、1作目にも出てきたポーランドの収容所シーンが冒頭で再現されると、やはり期待せずにはいられない。エリックとチャールズの少年時代が描かれ、特にエリックの場面には、本作の敵役セバスチャン・ショウが登場。ケヴィン・ベーコンが得意な役どころを楽しげに演じていて、本当に憎憎しい(笑)。

その後二人は出会いを果たし、意見を対立させながらも共通の敵に向かって協力、ミュータントの仲間たちを探し始める。能力をコントロールすべく訓練を始め、めざましい成長を遂げるミュータントたち。エリックのアンテナ回転場面では、チャールズが集中力アップのために助け舟を出して、二人一緒に涙を流す。これは間違いなく友情だ。こんな二人が最後には反目しあうなんて信じられない。

キューバ危機をうまく使ったクライマックスは、アメリカ・ソ連・セバスチャン組・ミュータント連合の四つ巴の戦いだ。アクションもド派手だし、緊迫感も半端でない。第三次世界大戦を救ったのはミュータントたち、という展開に胸をなでおろすも、セバスチャンVSミュータント、そしてミュータントVS人間と攻防は続いて、息つく暇もなし。

最後はなんとエリックが「友達でいてくれ」とチャールズに懇願。しかし「理想が違う」と拒否するチャールズ。そして二人は決別する。このクライマックスはものすごく深くて、ものすごく心にしみた。

シリーズにつながる伏線を随所に張りめぐらせ、人間ドラマとしての見ごたえも十分。こんなに完成度が高い作品に仕上がってるとは夢にも思わなかった。そして、エンドクレジットを見て納得した。本作には、原案と製作という形でブライアン・シンガーが関わっているのだ。

彼が監督した1作目と2作目は傑作だが、一切タッチしなかった3作目と「ウルヴァリン」は合格点に届かなかった。シンガーの偉大さが簡単に理解できるというものだ。そしてその彼がシリーズに戻ってきて、エピソードゼロを作ったんだから、面白くないわけないじゃないの。

彼がこのシリーズで訴えたいもの、それはマイノリティとされる人々の悲哀だ。モンスターだのフリークだのと罵られ蔑まれ、自分の能力を隠して生きてきたミュータントたちの感情が、本作でもしっかりと描かれている。このシリーズに必要なのはこの視点だ。

それぞれの生い立ちや経験から、人間を憎むようになる者もいれば、人間を支配するよう企む者も現れる。でも、悩み葛藤しながらも、人間を敵とせず共存を図ろうとする崇高な理念を持ったミュータントもいる。そんな彼らが必死に戦う姿を観て、心が熱くならないはずがない。

本作で一番驚いたのは、シリーズの中でも光っていたミスティークが、初めはチャールズの妹分だったことだ。チャールズを慕っていた彼女が、どうしてエリックの味方になってしまったのか。二人の考え方の違いに気づき、徐々にエリック側に傾いていくミスティーク。チャールズに別れを告げ、それを許容するチャールズ。このドラマティックなクライマックスは、シンガーでなければ無理だ。

跳弾が当たって下半身不随となったチャールズが、「プロフェッサーならハゲるかも」と秀逸なギャグを飛ばすラスト。「X-MEN」の名前の由来が明らかになり、エリックもマグニートーを名乗って、映画は大団円を迎える。ここまで見事に1作目につなげてくれれば、もう感謝感激ありがとうブライアンだ。もう彼に足を向けては寝られません。

<おまけ>
ノンクレジットでヒュー・ジャックマンが登場! あれはまだ手術前かな? 酒場で飲んだくれてるローガンに、チャールズとエリックが声をかけるが、「うるせー!」の一言で二人は苦笑いして退散する。彼にはあの後「ウルヴァリン」のエピソードが控えてるので、本作で活躍するのは無理。でも出てくれただけでうれしい! 相変わらず不機嫌そうなローガンでした(笑)。

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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