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砂時計

原作はベストセラーとなった少女コミックらしい。いつもはスルーするジャンルなのだが、つい魔がさしてDVD借りてきた。
中学高校時代だけでなく、10年後の社会人になってからの展開もある。大人の恋愛の苦い味が出てれば面白いかな、と期待した。

…これはやっぱり少女漫画だね。女の子なら読んで感動、観て感動するストーリーだと思う。もうその辺過ぎちゃったおじさんには、ちょっとピュアすぎた。観ながら何度「あま~い」を連呼したことか。

ていうか、これって色恋がメインかい? 母親自殺トラウマに支配される杏ちゃんの不安定な人生物語、というのが正しいんじゃないか。大悟も月島兄妹も、ある意味その犠牲者だ。

女の子なら杏に感情移入してメロドラマのヒロイン気分に浸れるんだろうが、男の自分はどうしても大悟側に立ってしまう。杏を支えるために「一生一緒にいてやる」と誓い、それを忠実に守ろうとする大悟。こいつ、ホントに不憫だわ。

とにかく杏に振り回されてばっかり。杏の東京行きだって本当は嫌だったに違いないのに、広い心で遠距離恋愛を受け入れる。なのに、お盆に帰省してきた杏と藤がなんか怪しく疑心暗鬼に。そして東京で二人が会っていてキスしたことまで聞かされて、ショックと怒りで藤を殴ってしまう。

その後仲直りの末、秘密の隠れ家でついに結ばれて超ハッピーだったのに、殴った藤がその後失踪してしまう。心配する杏を慰めたら、「それお母さんの時も言った。いい加減なこと言わないで」となじられてしまい、一気に天国から地獄の自己嫌悪状態。

そのまま離れ離れになってしまい、いてもたってもいられず、上京するために柔道もやめてバイトに励んでいたら、杏から突然の「会いたい」コール。あわてて出雲空港まで迎えに行き、元に戻れたと思った矢先に、「別れよう」といわれる始末。さすがの大悟も、これには絶叫してしまう。

10年後、逸る気持ちを抑えて、杏も出席する同窓会に参加。翌日、自分の中で区切りをつけるために、思い出の渚で思い出の砂時計を返し、笑顔で「結婚おめでとう」と大人の男を演じる。

…それで終わったはずだったのに、杏の婚約が破談となり、杏が行方不明の報を受ける。(多分、必死であちこち探し回った挙句)浜辺でリスカして倒れてる杏を発見。(この10年間で驚くほど背が伸びて体重も相当重くなった)杏を背負って病院へ。なんと命まで助けちゃった。

ラストは、新しい砂時計を進呈しプロポーズ。「オレを幸せにしてくれや」「任せて」と、さんざんな紆余曲折の末、ハッピーエンドを迎える。

以上、大悟の視点で振り返れば、おおよそこんなストーリー。これは女にとって都合よすぎやしないか? まあ、悪いのは杏のお母さんであって、杏が悪いわけではないんだけどさ。

いやいや、あんな一昔前のロン毛ヒルズ族みたいな男と婚約したりして、杏も一体何を考えてんの? ちょっとつきあえば、心の冷たい成り上がりだってことぐらいわかるでしょうに。あれで杏株急降下したね。

それでも世の女性たちは、「傷ついて人生さまよってた私を、ずっと待っていてくれた彼。これからは本当に幸せになるわ」と、杏に自分を重ねて酔いしれるのでしょう。それが目的のお話なんだから、おっさんが文句を言ったって何の意味もない。わかってますよ、はい。

この映画を10代の頃に観たら、感想も全然違うはず。いつのまにか、汚れちまった悲しみにどっぷりつかったおじさんになってしまったのね。そう、この映画は悪くないんです。私が悪いんです。どうもすみませんでした。

それでも、列車の中で、他の生徒が虹を見るために反対側の席に一斉移動した隙に、二人が短くキスするシーンは胸がキュンとなりました。ああいうのは、いくつになっても心にくる。名場面だと思います。

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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