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ロビン・フッド

70歳を超えても、安定した娯楽大作を作り続ける大監督の新作だ。見逃すわけにはいくまい。イオンシネマで観てきた。
ロビン・フッドと言えば、シャーウッドの森に住み、仲間たちとともに強きをくじき弱きを助ける義賊。そんな映画をいくつか観てきた。筆頭は20年ほど前のケヴィン・コスナー版「ロビン・フッド」だ。どこか明るいアクション娯楽作だった。

本作は、よく知られるロビン・フッドストーリーの前日譚となっている。十字軍遠征中のリチャード王戦死から物語は始まり、ロクスターの剣を携えてノッティンガムを訪ねたロビン・フッドは、そこで自分の生い立ちを知り、英国存亡の危機を救うために立ち上がる。フランス軍に見事勝利を収めた彼は、ジョン王の逆恨みを買って追われる身となり、彼を慕う仲間たちとともに森に住み始める。

この作品の功労者として一番に挙げられるのは、脚本を書いたブライアン・ヘルゲランドだ。決められた着地点に向けて、これだけ壮大な筋書きを創り上げ、しかも辻褄が細部にいたるまで合っているなんて、神業としか思えない。しかも、伝説となった男の成長まで描いてるんだから脱帽だ。

そんな素晴らしいヒーロー像を体現したのがラッセル・クロウ。彼のロビン・フッドを観ると、彼以外にはもう考えられない。初めは忠誠心なんか欠片もない傭兵だったのに、クライマックスはイギリス諸侯連合軍の指揮官だぜ。父親から受け継いだ「何度でも立ち上がれ、子羊が獅子に変わるまで」の言葉があるから、何の躊躇もなく共感できるんだよね。王VS諸侯一触即発の場面での演説も感動的だった。クロウの声って、低くて迫力あるのよね。ああいう声、憧れるわー。

彼のパートナーと言えばマリアン。ケイト・ブランシェットの気丈な姿は、英雄の相手にはピッタリだ。盗人少年たちを率いて戦場に駆けつけた時、普通なら「危ないから帰れ」とか言われそうなもんだが、そこはロビン・フッド、さすがだ。「ロクスリー、突撃するぞ」と言ったのは、彼女を一人の戦士と認めたからだ。しかも名前じゃなく家名で呼ぶところが熱いよね。期待通り、いい戦いっぷりだった。

敵役が容赦ないのも、感情移入しやくすくしている理由の一つ。フランスと通じている裏切り者ゴドフリーの極悪ぶりは、本当に酷い。冷静沈着に友人のジョン王をあやつって、ジョン王の名の下に国民を殺していく。目の見えない父ロクスリーを弄ぶように殺め、悪人度もMAX。最期はロビンの矢に討たれたが、ホントざまあみろと思ったわ。

ジョン王の愚かっぷりもすごい。あれがまさに、死んでも治らないバカだ。クライマックスに向けて、少しは改心したのかと思ったんだけどね。まあ、あれくらいでクズでないと、ロビン・フッド正編につながらないんだから仕方ない。「私の最初の戦だ!続け!」って走り出す場面は笑ったわ。誰も追わないんだもの。

よく練られた脚本を、熟練の監督が演出し、完璧なキャストが熱演した、まったく弱いところのない2時間20分。映画の醍醐味を堪能させてもらった。今のところ製作ばかりで次回作は決まってないみたいだが、スコット監督の新作をまだまだ観たい。お願いします。待ってますから。

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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