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カリフォルニア・ドールス

巨匠ロバート・アルドリッチ監督の遺作。録画してあったビデオで鑑賞した。
競技レスリングはスポーツという感じがするんだけど、プロレスってどこが面白いのかよくわからない。技をかけられるのを待ってるのは打ち合わせをしたから? そうなると勝負なんてどうでもいいような気がする。スポーツじゃなくエンタテインメントなんだよね、多分。

結局のところ真剣勝負じゃなくて茶番だとしたら、大の大人がそれに熱狂する理由がわからない。そう思って40年生きてきたので、この映画ものめりこめるか心配だった。

・・・意外にも燃えたわ、クライマックス。相手は最強コンビで反則バンバン仕掛けてくるし、汚いプロモーターが買収したレフリーはあからさまな差別ジャッジで勝たせてくれない。前述の違和感は消えないものの、こういう設定のおかげで、観客と一緒にドールズを熱狂応援してしまった。審判ボコボコの場面は拍手喝さいだったもんね。

こんなに楽しめたのも、リノのリングにいたるまでに紆余曲折、相当な苦労をしたせいだ。場末の興行まわりを続け、ギャラを値切られ、売り込みもうまく行かず、泥んこ半裸レスリングまでさせられる。

それでも夢をあきらめない3人の珍道中に、思わず入れ込んでしまう仕組みだ。うそくさい格言とハッタリマネッジメントに振り回されるアイリスとロニー。その二人に突っつかれながらも、成功するためにあらゆる策を労し、お膳立てに奔走するハリー。映画史に残る名トリオと言ってもいいだろう。

特にハリーを演じたピーター・フォークは素晴らしい。うさん臭さと金欲しさ丸出しだけど、なぜか憎めない老マネージャー。「正式はとかく物入り」は名言だわ。彼がリングサイドで的確な指示とヤジをとばす姿は、こちらの心の声でもある。完全に感情移入してしまった。

観客を巻き込んでのカウントコールに、買収審判も耐え切れずにスリーカウントで見事な勝利。文句たらたらで観戦していたビッグ・ママも最後は大喜びだ。歓喜の中、バート・ヤング扮するゲス野郎にフックを入れるハリー。敵方の「トレドの虎」も名マネージャーに諭され、握手を交わしにくる。なんと熱くて爽快なラストだろう。ここまで入れ込めるなら、興行としてのプロレスも楽しいのかもしれない。

アルドリッチ監督、遺作なのにこのレベルの高さ、面白さ。今さらながら最大級の賛美を送りたい。熱い映画をありがとう。

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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