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自殺サークル

園子温監督の作品を2本借りてきた。本作と「紀子の食卓」だ。連続で観ることにした。
女子高生54人が新宿駅で飛び込み自殺するという、衝撃的な幕開け。しかも、その直前まで普通に明るくたわいもない話をしていた娘たちがだ。サークルでもなんでもいいが、これから死ぬって決めてる連中が、一体何を普通に話せるの?この事件、オカルト以外で納得できる展開はあるの?それを期待するのは無理だろうと思いつつ、鑑賞続行した。

その後も、暗すぎる病院で何の前ふりもなく、宝生舞とさとう珠緒の夜勤ナースが窓から飛び降りる。おどろおどろしい演出があるわけじゃないのに、次に何が起こるかわからなくて、本当に怖かった。

そうなのだ。この映画、まったく先読みができない。人間の皮をつないだ巻物や、いかがわしいサイト、何度も挿入される小児アイドル「デザート」のステージ、これら全部意味がわからない。その間にも勢いで屋上から飛び降りる高校生たちがいたり、刑事の家族が巻き込まれたりと、自殺者はどんどん増えていく。

さらに、途中で主犯を名乗る男が現れたりして、こちとらますます困惑。しかも、その男がローリーだぜ。ボーリングのレーンでいつもの調子で歌う場面は、それまでの雰囲気とガラッと変わってしまって、思わずポカンとしてしまった。しかも、その前で女性が殺されて、本作で最も不快なシーンだった。あれはもう二度と観たくないね。

しかも、このジェネシスという男がどうやら便乗犯らしく、捕まった後も大阪城から200人が飛び降りる始末。そりゃそうだ、こんな男にあんな不条理な事件を起こせるはずがない。ちなみに監督によると、ジェネシスの本名「鈴木宗男」は、偶然の一致だったらしい。ものすごい偶然だな。

恋人が自殺した女子高生ミツコが、彼氏の死の謎を追ううちに、例の「デザート」が怪しいことを突き止める。やっぱりね。なんか怪しい歌、歌ってたもんね。でも、それからの展開はまたしても理解不能。ガキどもの「あなたとあなたの関係は?」とかの、禅問答もどきの質問は、何度も言われると本当にうざい。イライラしてくる。なんじゃ、あの子供たちは。彼らが今回の中心にいることはわかったけど、その後はミイラ取りがミイラになっちゃって、ミツコも黙って皮をはがれてる始末。

こういう行間の多すぎる映画を観ると、深読みしたくなる人もいるんだろうけど、オレは全部放棄します。きっと、監督も皆まで考えてないよ。女子高生大量自殺というワンアイディアからスタートした企画らしいし。これはデヴィッド・リンチと同じ手法と観た。乗せられてとんちんかんな穴埋めしても、正解なんかない。だからそんな意味のないことはしない。

でも、こういう訳のわからなさって、本当に怖いね。それが監督の目的ならば、この映画は成功していると言えるだろう。園監督、実は初めてだが、この強すぎる個性は嫌いじゃないかも。

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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