スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

キングダム 見えざる敵

マイケル・マンが監督だと思い込んでいたら、彼は製作のみ。でも、彼のハードでスタイリッシュな色合いは、きっと出てるはずだ。主役もジェイミー・フォックスだし、不安な要素はまるでない。期待度大で劇場に行ってきた。
サウジアラビアのテロ事件に、FBIの門外漢たちが乗り込んで解決するなんて、冷静に考えなくても荒唐無稽な話だ。なのに、衝撃の自爆テロシーンを見せられて、硬派な役者たちが何もできずに悶々としてるのを目にさせられると、彼らにすっかり共感してしまっている自分がいた。この見事な脚本、テンポのいい演出、熱い演技陣。4人がサウジに入国する頃には、すっかりこの映画に魅了されてしまっていた。

黙っていられずに現地に飛んだはいいが、あれもするなこれもするなで、捜査どころか外出さえままならん状態。悶々はまだまだ続く。観ていて、こっちもイライラしてくる。こんなんで5日間しか猶予がないんじゃ、何もできずに帰国するのがオチだ。この映画大丈夫か?と、初めて不安になったりして。娯楽映画なんだからそんなことあるわけないのに、本気でそう思ってしまったのは、リアリティが半端でない証拠だ。

八方ふさがりの状況を救ったのが、この映画最大のヒーロー、ファリス大佐だ。フォックス演じるフルーリー捜査官との間に芽生えていく、国境を越えた友情。思わず、「ブラック・レイン」のマイケル・ダグラスと高倉健を思い出した。さすがマイケル・マン、ただのテロ撲滅映画を作るわけがない。

そして、仲間のレビットが誘拐されてからは、怒涛の銃撃戦にすっかり飲み込まれてしまった。まるで、自分も同じ戦場にいるかのような緊迫感。ここ数年のアクションシーンの中では、一、二を争う出色の出来だ。手に汗握るとは、まさにこのこと。

間一髪でレビットを救出し、緊張感も切れて、映画も終わりかなと思った。しかし、さにあらず。クライマックスはこれからだった。大物テロリストの射殺、そして、大佐の死・・・。

せっかく事件を解決できたのに・・・。せっかくフルーリーと男の絆ができたのに・・・。テロリストを倒したのに、このでかすぎる代償。圧倒的な喪失感に押し潰された。

4人は、誰もが期待していなかった実績を挙げて帰国。しかし、大佐は命を落とした。そして、復讐の連鎖は終わらない・・・。見た目は静かだけど、胸騒ぎを止めることのできない、深いラストだった。

どこを切っても深紅の血があふれ出そうな、密度の濃い110分間。本作は、オレの今年ナンバー1になるかもしれない。観終わってそう思えた、圧倒的な傑作だった。これは、是非もう一度観たい。

そのとおりと思ったら、ポチッ!

Comment

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

Trackback

http://creview.blog67.fc2.com/tb.php/739-f19fa151

キングダム 見えざる敵 [監督:ピーター・バーグ]

いくらテーマがよくたって脚本がヘボいと何にもならんし、いくら戦闘シーンがかっこ良くたって目的を取り違えたら意味がないのだ。

キングダム-見えざる敵-、試写会

9/27、新宿厚生年金会館での開催。 17:30開場、19:00開演。 ここでの試写会は人が大勢並び、30分では入りきれないことが多いが それでも開場から開演まで1時間半もあるのは異例。 おそらくは、荷物検査があるので普段より時間がかかるとみたんでしょう...

«  | HOME |  »

タイトル一覧/記事検索


最新記事


記事ランキング

アクセス解析


最新トラックバック


最新コメント


カテゴリ


プロフィール

Tao

Author:Tao
性別:♂
子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


リンク



【BDもDVDもBOXで!】


【あの映画をお手元に!】





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。