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江分利満氏の優雅な生活

昨年亡くなった岡本喜八監督。彼の作品をあまり観ていないのは、明らかに勉強不足だ。反省。彼の名作コメディをレンタルビデオで観た。
最初のうちは、この江分利満氏がどうにも好きになれなかった。口はうるさいけど、アレもコレも奥さんにしてもらってる。今の時代なら、熟年離婚されて当然の輩だ。二言目には「面白くない」と言うおっさんなど、誰が一緒に飲みに行きたいと思うか。やだやだ、こんなネガティブ親父。

しかし、岡本監督の自由奔放な演出のおかげで、この理屈っぽさにどんどんひきこまれてしまっていた。ノムさんのボヤキのようなナレーションに思わず吹きだし、靴だけのアニメーションや、街中を下着で歩くモノローグに、斬新さを感じた。今から40年以上も前の映画に、ここまでイマジネーション豊かな表現を観るとは思わなかった。やっぱり岡本喜八はすごい。

煙たがられていた江分利満氏だが、直木賞をとるとガラリと変わる周囲の態度。いやはや現金なもんだ。でもさすがに一晩中あの口調で説教されちゃあ、たまらんわな。一人二人と帰りだし、明け方まで延々とつきあわされたのはたった二人。お疲れ様でした。

あの世代のことはよくわからんから、最後に出てきた「若者を戦場に送った白髪のヤツら」への批判は、かなり唐突な感じがした。でも、同世代の人なら、納得するような展開なんでしょう。しょうがないよね。この映画ができた時には、まだ生まれてないんだから、オレ。

小林桂樹の個性豊かな演技もよかったけど、一番印象的だったのはその父の東野英治郎だ。水戸黄門のイメージしかなかったから、戦争成金のダメ親父ぶりは新鮮だった。何の救いもフォローもない、徹底したダメっぷりに、逆に感動した。あんな役、よく受けたね。えらいよ、黄門さま!

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Comment

[655] これは未見なんですが

同じ監督の「大誘拐」を英国で見ました。
岡本監督の笑いのセンスは結構好きです。
夫と一緒に見に行ったのですが、なかなか受けていて、「日本映画ってシリアスなのばかりかと思ったら、これは面白かった!」といっていましたね。
Taoさんもこちらを観てぜひ感想を聞かせてください。
しかし、こういう日本映画を簡単に見れないのは悔しいですね。

[658] >weanaさん

「大誘拐」未見です。公開時、見逃してしまってからずるずる今まで来ちゃいました。近いうちに観ますね。
邦画を思う存分観られるのは、日本在住の特権ですね。でもそのうちブロードバンド配信が進めば、世界中どこにいても、世界中の映画が観られる時代が来るかもしれません。

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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