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黒い十人の女

市川崑監督の名作サスペンス。DVD借りてきた。
数年前にリバイバル公開されたぐらいだから、相当面白いんだろうと期待して観た。そして、その期待に違わぬ傑作だった。

何と言っても豪華な女優陣。山本富士子、宮城まり子、中村玉緒、岸田今日子、そして岸恵子。日本の映画界を支えてきた女優たちが、女の闘いを繰り広げるのではなく、一致団結して一人の男を殺そうというのだ。これはキャスティングとアイディアの勝利だ。

十人の女たちの中でも、やはり岸と山本は飛び抜けて美しく、ずば抜けて貫禄があった。この二人が同じ画面に収まってるのを観るだけでも、この映画は価値がある。

中村も若くて可愛くて、とても今の「ガハハハハー」なキャラは想像できない。勝新が参るのもわかる気がした。

最も個性的だったのは宮城だ。唯一、良心の呵責に耐えかねて自ら死を選ぶ、哀れな女だ。でも、そのあと幽霊として現れたりして、一番おいしい役でもあった。あのおっとりとした感じ、なんかいいわー。

つわものぞろいの女たちを向こうに回す、軽薄短小浮気男の風さん。船越英二の、まさに風にたなびく柳のような飄々とした演技に、ずいぶんと笑わせてもらった。こいつ、やたら手が早い上に、全然悪びれない。「いやー、雨が降ってたからさー」とか、「いやー、クーラーが壊れててねー」なんて、普通なぶっ飛ばされて当然の言い訳が、なぜか違和感がない。こういう男は得だなー。でも、最後は監禁されて、人生を奪われちゃうんだから、哀れな末路だ。ご愁傷様です。自業自得です。

もっと緊張感のあるサスペンスかと思ってたので、最初はちょっと面食らった。でもすぐに、この独特のブラックな物語にどっぷりと入りこんでしまった。こんなに面白い映画が、日本で作られてたんだね。昔の邦画、どんどん観ていかなくちゃ。

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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