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ディセント

チラシのあおりがすごい。「ヨーロッパ全土を震撼させたディセント・ショック!それは未体験の絶対恐怖」ときた。どんだけ怖い映画なの?「ユナイテッド93」に続き、遅いレイトで鑑賞。
つい先日、ある情報番組で、日本最深の洞窟、岩手県岩泉町の安家洞の中をレポートしているのを見た。立ち入り禁止の深いところも、日本洞窟学会(!)の人の案内で入り込んでいた。

これが、なかなか体を張ったレポートだった。洞窟ど素人のおじさんレポーターが、どうしたって無理だろうって狭さの横穴や縦穴を抜けて、先に進もうと四苦八苦。枝道も多くて、実際に途中ガイドとはぐれる場面もあった。

あれを観ていたせいで、この映画の洞窟が醸し出す閉塞感が、かなりリアルに感じられた。よくあんなところに進んで入ろうと考えるね。オレはご免です。

これだけでも十分怖いのに、この映画には気味悪い白塗りの怪物まで出てくる。この山海塾モンスターに襲われたら、最期は悲惨のひとこと。体中ズタボロに食い尽くされるホリー、宙吊りで殺されるサム、生きたまま腹を食い裂かれるレベッカ。こんな死に方したくないわ。しかも、あんな暗闇の奥深くで。

友達みんなを恐怖のどん底に突き落とす原因を作ったジュノ。最後は殺されちゃったみたいだけど、オレには彼女がかわいそうでならなかった。

確かにサラから見れば、夫の心を奪った裏切り者だ。でもジュノだって、報われない愛に生きた女なのだ。屈託なくわが身の幸せを周囲に撒き散らすサラと比べて、日陰の道を歩む自分の境遇に沈むこともあったろう。愛する人が死んだというのに、堂々と見舞いにも行けず、一人涙に明け暮れる日もあったろう。映画には出てこないそんな場面が垣間見えた。

大体、サラは鈍感すぎる。不倫の関係は、映画冒頭のちょっとした仕草でバレバレなのに、こんなことにも気づかないなんて。こんな鈍い妻では、旦那も色々苦労したことだろう。浮気の一つもしたくなろうってもんだよ。

ジュノがベスを殺してしまったのだって、決して故意じゃない。クローラーズが周りにうようよしてるんだから、あれは正当防衛だ。なのに、そんな事情を推し量ることなく、一方的な判断でサラはジュノの足にナイフを突き立て、クローラーズの群れの中に突き倒す。

でも、今回の冒険は、落ち込むサラを元気づけようとジュノが企画したものだ。ジュノはジュノで、サラに対して贖罪の気持ちがあったんだろう。自分だって辛いのに、そんなことを考えるジュノがいじましくて泣けてくる。ジュノは本気でサラのことを思っていたのだ。だから、新入り二人がサラを置いて逃げようと言っても、それを断固拒否し、サラを助けようと必死に探し回っていたのだ。

この映画でもっとも恐ろしく、もっとも忌み嫌われるべきは、漆黒の暗闇でも凶悪な怪物でもない。自分だけが悲劇のヒロインだと思い込んで、周りの事なんか全然考えないサラだ。物事を一面的にしか見てないくせに、それを絶対だと決めつけて、それを恥じることもないサラだ。家族を一度に失ったからとか、死に際のベスから真相を聞いたからとか、エクスキューズはできるだろう。それでも、彼女の本質を覆すにはいたらない。

この女は、あの洞窟でもたくましく生き延びるよ。クローラーズへ忠告しておく。サラには近づくな。あいつこそ、本物の怪物なんだから。

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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