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ゲド戦記

最近のジブリアニメって、心から面白かったと思えるものが正直あまりない。「千と千尋の神隠し」がよかったくらいで、あとはほぼ全滅だ。ましてや今回の監督は、宮崎駿の息子だ。これと言って期待できる要素もなく、大作だからという理由だけで、レイトで観てきた。
去年の「ハウルの動く城」と比べて、この映画はストーリーがわかりやすいのが特徴。アレンの分身が出てきたり、テルーが竜になったりと、解釈が分かれる部分もあるけれど、総じてシンプルな流れだった。あんまり頭を使わなくても、話に入っていけた。

しかし、よかったのはそれぐらい。元々期待してないのに、それをも下回る内容だった。

まず、これほどまでにワクワクしないジブリアニメも珍しい。全編ローテンションで、まったく盛り上がらない。「世界の均衡が…」と言われても漠然としすぎ。ハイタカとアレンは、はた目にはあてもなく放浪しているように見える。話の方向性もつかめなくて、全然楽しくもなければ、ハラハラもしなかった。

アレンのキャラも不景気ぶりに拍車をかける。時々バイオレンスな人格に支配されるんだけど、その時の顔がジブリじゃないのよ。あのギョロっとした目つきは、完全に楳図かずおのホラーだ。あれは気持ち悪いよ。子供ならうなされるぜ。もう少しなんとかならんかったのかい。

ラストも一見ハッピーエンドだけど、アレンの今後を考えると全然笑ってられません。罪を償うって言うけど、国王殺しの償いは、死刑以外にありえない。なのにあの牧歌的ムードはおかしいでしょ。

ストーリーを進行させるための、つなぎ的描写が多いのも気になった。アニメでわざわざそんな普通のシーン作る必要ないよ。絵コンテの段階でもっと詰めれば済む話なのにね。

これだけの大作をここまでこきおろしたのは、二世監督に対する根深い不信感があるからだ。

政治家は二世でもなれるけど、映画監督の二世にはこれっぽっちも必然性がない。政治家の基盤は引き継げても、映画に対する天才的なセンスは引き継げないから。宮崎駿の芸術性は、彼だけのものだから。「息子だからボクも監督に」って思うのは勝手だが、それで駄作を見せられるこっちは、たまったもんじゃない。

深作欣二の息子に続き、よっぽど理由がない限り劇場に足を運ばない監督が、また一人誕生した。別に無理して撮らなくてもいいよ。まったく望んでないから。

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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