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バルトの楽園

「男たちの大和」に続き、これまた東映の営業協力。1070円だったので前売り券購入した。
いくつか気になる点はあるものの、総じて真面目に作ってるなーという印象を受けた。登場人物一人一人の心境と人間としての成長を、丁寧に描こうとする姿勢に好感が持てた。

数々の伏線の積み重ねが、クライマックスの演奏会の中で見事に効いてくる。みんなあの場に顔をそろえてるんだもんね。画面に映されるだけで、エピソードを思い出して感動しちゃうよ。あれはうまいね。

真面目な映画だからあまり文句は言いたくないけど、二つだけ書く。

一つ目は、ドイツ兵の青年が母に宛てた手紙を読むシーン。なんで片言の日本語なの? すっごく違和感があった。文面がドイツ語なんだから、そのまま読ませて、意味は字幕で追えばいいじゃん。字幕に追いつけないお年寄りに配慮しての選択なんだろうけど、違和感感じさせてまでやることじゃない。

説明のためのナレーションやテロップの多用も、とても気になる。この映画も「男たちの大和」と同じで、【対象:還暦以上】ってことなんだろうね。説明過多の古くさい手法、いただけません。

二つ目は、キャストの目玉中の目玉、ブルーノ・ガンツのキャラだ。全然魅力が感じられなかった。収容所長が捕虜を相手にあれだけ敬意をもって接しているのに、なんであんなにエラそうなの? どうしてもっと感謝の気持ちを持てないの? 彼の態度を見ていると、思わず「お前は捕虜だろ!」と言いたくなってしまう。

敗戦を知った時、意気消沈する兵士たちを励ますどころか、我先に自殺を図ったりして、もうダメダメ総督。しかも、あんな近距離で弾外すし(笑)。最後に汚名返上とばかりに、ステッキ進呈してももう遅い。ガンツ、よくこんな役引き受けたな。日本に遊びに来たかっただけかな?

あら、やっぱり文句ばかり書いちゃった。こんなに悪いところがあると、普通なら致命傷になるところだ。でもこの映画は違うのよ。あまり期待してなかったというのもあるけど、全体的に決して悪くないのだ。

主演のマツケン。TV俳優だと思うと、どうしても映画的スケール感はない。例のサンバの影響もあって、観る前はミスキャストだと思ってた。そこまでひどくなかったね。確かに踊ってはいたけど、サンバじゃないし(笑)。

「人は信用されれば、その信用に応えようとするんじゃないか」・・・これは名ゼリフだ。この映画は、リーダーシップとは何かということも教えてくれる。組織長教育用の社内教材としても使えるでしょう。

他のキャストも、それぞれ見せ場があってよかった。その中でも特に輝いていたのが、大後寿々花ちゃんだ。この子にはまったく敵いません。自然な台詞回し、憂いをたたえた瞳、心癒される笑顔。彼女の出ているシーンは、ロリコンでなくても、彼女に視線が釘づけになるはず。今や日本一、いや世界一の子役と言っても過言ではない。ダコタ・ファニングは確実に超えたね。本当に素晴らしい。

特別に第九が好きなわけじゃないけど、演奏会とエンドクレジットでたっぷり堪能させてもらいました。好きな人にはたまらんでしょうね。やっぱり音楽ものは強いなー。

<おまけ>
オレの後ろに座った爺さん。映画の真っ最中に携帯鳴らされるだけでも迷惑なのに、なんと出てしまいました!気を使って小声だったけど、小声ならいいってもんじゃない。マナーを知らないあなたは老害。もう劇場には来ないでいただきたい。

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Comment

[576] 回想シーン多すぎますね

私は還暦をとうに過ぎていますが、
説明のためのナレーションやテロップの多用が大変気になりました。 最近の連続テレビドラマも回想シーンがやたらに多いので、若い人のためかと勘違いしていました。昔の映画は、そんなことなかったものですから。
しかし、そのことと尊大な捕虜のエライ人を除けば素晴らしい映画でした。

[578] >なかぱさん

オレも少し一面的な見方をしていたようで、反省しています。昔の映画でも、いい映画はちゃんとしてますもんね。どうもありがとうございます。

でも外国映画と比べて「邦画って説明多いなー」と、子供の頃から思ってたもんですから…。ナレーションやテロップって、映像で語れない三流監督が頼る手法だと思います。なんとかしてほしいですね、ホント。

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第一次世界大戦中、徳島の板東俘虜収容所のドイツ人捕虜は寛容な待遇を受けていた。大ドイツ帝国崩壊後、捕虜たちは感謝を込めて、ベートーベン作曲『交響曲第九番 歓喜の歌』の演奏に挑戦する。実話を基に、ドイツ人捕虜と収容所員や住民たちとの交流を描いた感動ドラマ。

バルトの楽園

 今回は『バルトの楽園』この流れでこれと言うのが我ながら理解不能だが見たかったのだから仕方が無い。

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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