トランスポーター2

フランス映画でありながら、全米初登場第1位には驚いた。前作は先週観たばかり。気分も盛り上がる中、レイトで観てきた。
フランス映画だとばかり思っていたのだが、実際は米仏合作。前回はタイトルも"Le Transporteur"とフランス語だったのに、今回は英語。舞台も南仏からアメリカのマイアミへ。完全に米国市場を意識した作りだ。

冒頭のくだりは、前作を見たばかりの人間にとってはうれしい限り。駐車場でスタートして、時間ぴったりに目的地に到着する。前作で出てきたのは銀行強盗だったから、今回は何が?と思ったら、出てきたのはたくさんの子供たち。こういう遊び、楽しいねえ。ベッソンのこういう感覚、映画好きなら憎めません(笑)。

今回もルールにこだわる運び屋フランク。子供にまで徹底しているのが笑える。しかもちゃんと信頼を得ているのが、なんとも微笑ましい。顔は怖いけど、心は優しいのね。

前作のアクションも迫力があったけど、今回はさらに輪をかけてすごい。ていうか無茶苦茶(笑)。ビルからビルへ車でジャンプしたり、正面衝突に挟まれそうになって開脚とびで免れたり、飛行機に乗ったまま海に墜落しても大丈夫だったり、もう人間の域を遥かに超えてます。ボートで敵を追う場面で、持ち主の女を頭上1回転で後ろに乗せる荒技には、もう大爆笑!女も一瞬訳わからなくなったはず。

ジェイソン・ステイサムのキャラ作りは、安定していて安心できる。この調子なら、間違いなく「3」もできるね。今度は日本に移住して、日本で大暴れしてちょうだい。

脇では、女殺し屋ローラのインパクトがでかい。モデルなスタイルで、露出過多な服装ばかりなのに、これっぽっちも色気を感じない。過激な化粧でフランクに迫り、顔をベローンとなめたりして、完全に狂ってる。後ろに子供が乗ってるのに、あれは教育上よくありません。やめてください(笑)。

前作にも出ていたフレンチ警部が、今回はコメディ担当で再登場。せっかくはるばるアメリカに遊びに来たのにすぐに捕まっちゃう。でも、警察の情報を的確にフランクに伝えてバックアップ。なかなかおいしい役じゃない?できれば、後半は体を使った活躍も観てみたかった。これは次回に期待かな。

マシュー・モディンがすっかりしどころのない役で、ちょっと残念。こんなの誰がやってもいいじゃん。こんなオファーしか来ないのかな。「バーディ」の頃が懐かしいわー。

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Transporter 2 (トランスポーター2)

2005年9月5日鑑賞Tagline: The Best In The Business Is Back In The Game. ストーリーフランスからフロリダのマイアミに移ったフランク。友人の政治家で、麻薬取締り規制の法案を手掛けるビリング家族の運転手をし

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