ザ・コーポレーション

企業を人間に見立てて精神分析を行う面白い試み。いろんな賞も獲ってるみたい。予告編を観ても期待できそうだ。「甘い生活」と2本立てで鑑賞した。
分析の結果、企業は「サイコパス=人格障害」だという。利益を得るためなら手段を選ばず、人間性の欠片もない行動を平気でとるかららしい。確かにこれが一人の人間だったら、絶対に友達になりたくはない。でも、なんか素直に受け入れられないのだ。なぜか?

確かに視点は面白いんだけど、それで一つの結論を出すには、対象が広すぎないか? 「あまねくすべての企業は悪の権化だ」みたいな言い方は、一般論としてはどうしても無理を感じるよ。暴論だ。「スーパーサイズ・ミー」のように、一企業を攻撃するならまだ理解できるんだけどね。

この映画を作った監督も脚本家も、企業とは無縁の経歴の持ち主なのも気に入らない。一企業で働く一労働者に言わせれば、「お前らに何がわかるの」と抵抗したくなる。企業がなけりゃ、お前らだって生きていけないんじゃないの? これってドキュメンタリーじゃなくて、ただの偏見だよ。そんな意見に同調する気は、これっぽっちも起こらなかった。

全体的には評価できない映画だったけど、目からウロコな情報がなかったわけではない。コカ・コーラのファンタオレンジ製作秘話や、IBMの収容所管理システムなど、ナチス絡みのエピソードには驚かされた。こういうケースはわかりやすい。そこだけ切り取れば、その企業は冷ややかな目で見られても仕方ないと思う。

でも、今や企業が重要視してるのは、環境問題とコンプライアンスでしょ? オレの会社も、これにはかなりうるさいよ。クソがつくぐらい真面目に取り組んでるもの。日々業務を遂行している者からすれば、この映画の主張は強引なこじつけにしか思えない。いただけないわ。

145分、本当に長かった。眠くて眠くて仕方なかった。最初の方なんか、大学の講義か教材ビデオ見てるみたいなんだもの。こういうのは90分が限界だ。疲れたー。

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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