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ある子供

去年のカンヌでパルムドールを受賞した作品。札幌蠍座で鑑賞した。
実はこれも、「グッドナイト&グッドラック」に引き続き、睡魔に襲われつつの鑑賞で、ストーリーはぶつ切り。ちゃんと起きてたのは、ブリュノが子供を売る場面から取り戻す場面まで。ひどいもんで、気づくと二人が号泣してるラストシーン。てんで意味がわかりません。

「これじゃレビューは書けん」と、翌日もう一度蠍座に行って再鑑賞。以下はその上での感想です(2回目はちゃんと起きてました)。

初日に見逃した重要シーンは、盗品買取の女が養子の話を振る伏線と、ブリュノが警察に出頭するところ。これらを観てないから、いきなり子供を売り飛ばすブリュノに目が点になり、最後に二人が泣いてるのがどこで、なんで泣いてるのかもわからなかった。映画はしっかり体調を整えてから観ないといかんですな。反省反省。

でも、じゃあ2回目はブリュノの心境に共感できたかというと、そんなことはもちろんない。あまりに短絡的で浅はかな行動に呆れてしまった。呆れすぎて、もう腹も立たないほど。

観る前は、「ある子供」とは売られてしまう彼らの赤ちゃんのことだと思っていた。違いましたな。子供なのはブリュノだった。もっと言えば、ソニアも子供だった。

映画の前半、二人がじゃれあう姿を延々と見せられる。その様子は、まるで2匹の仔犬だ。「この女、なんでこんなからバカ男とつきあって、子供まで作っちゃったのかな?」と疑問に思ったけど、ソニアも子供だったのだから仕方ない。似た者同士だ。

でも、赤ちゃんを失ったことを知った瞬間に、ソニアは豹変する。もうバカな子供ではなく、一足飛びに母親の顔に変わる。その突然の変化にブリュノは驚く。そしてあわてて子供を取り戻す。連れて帰りさえすれば元通りになると思って。なるわけないわな。この男、ホント浅い。

金が必要になっても、まともに稼ぐ方法など思いつくはずがない。結局、他人の金を奪って、警察に追われて、仲間の少年は捕まってしまう。こいつ、どれだけ人に迷惑かけたら気が済むんだ?

ここでブリュノの心に変化が。少年を助けるために自首するのだ。自分の愚かさにやっと気づいたのか、他にすることが浮かばなかったのか、それは不明。でも、ここはいい方に取っておこう。初めて逃げない道を選んだのだから。初めて責任を取ろうとしたのだから。

ブリュノとソニアが和解するラストは、ブリュノがやっとこさバカな子供から卒業したことを意味する。オレが女なら、あんなひどいことをした男なんか、絶対に許す気にならないから、共に感動することは残念ながらできなかった。ソニア、ちょっと甘すぎ。

ラストに納得できなかったものの、次が予測不能な展開を、ドキュメンタリーのような視点で追うスタイルは、目が離せないものがあった。ダルデンヌ兄弟は初めてだったけど、なかなか面白いものを作るね。これからも注目しよう。

・・・なーんて、最初は眠りこけてたくせに偉そうに言うなって(笑)。

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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