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白い嵐

リドリー・スコットのフィルモグラフィの中では、比較的地味な感じがして、今まで食指が動かなかった。でも、彼の作品ではずれる可能性は低いはず。以前録画したビデオで鑑賞。
こういう海洋学校って、今もあるのかしらん。思うようにならない大自然の中で、仲間と助け合いながら続ける航海は、それ自体がすごい体験であり、すばらしい勉強だ。

でも、危ないよね。危なすぎる。一人立ちした大人なら自己責任を問えるけど、親の庇護なしでは生きられない未成年が、学業にいそしむ環境としては、あんまりふさわしくない。一つ間違えば、死ぬ。そんな学校、オレには行く勇気ありません。もしかして、参加者は海をナメてるの?約半世紀前の実話とはいえ、そんな疑問を投げかけたくなる。

白い嵐に襲われて、生徒が死んだ。その責任を問う裁判が、本作のクライマックスだ。映画をずっと観てると、「船長は一生懸命やったんだよ。絶対に悪くないよ。奥さんも亡くしてしまってるのに、そんなに責めるなよ。そっとしといてやれよ」と言いたくなる。でも、海に100%の安全なんてないんだから、こういう事態を想定していない方がおかしい。船長も先生たちも、親たちも子供たちも。だから、誰か一人が悪いんじゃない。みんな悪いのだ。

こうなると、裁判そのものは、腹が立つやら馬鹿馬鹿しいやらで、そんなに身が入らなかった。このバカ親にこのバカ息子ありの、”イルカ殺し”フランクがなぜか改心して鐘を鳴らす感動のシーンも、ちょっとしらけ気味。まあ、これ以上は言わんでおこう。事実に文句つけてもしょうがない。

そこ以外は、青春ものとしてなかなか面白かった。主役の彼は狂言回し的な役どころで、あんまり覚えてないけど、見事な成長を遂げる弱虫ギルや、前半粗暴・後半いいヤツのディーンなどは、定石どおりに感動させてもらった。ジェフ・ブリッジスの海の男っぷりも、しっかり様になっていたし。

人生は思い通りに行かないことの方が多いし、神様を恨みたくなるくらい不当な目に合う時もある。そんな時、歩く気も失せて立ち止まり、ふてくされてしゃがみこむのは、真の男じゃない。船長の言葉が、男のあるべき姿だろう。

「風は避けられない。帆を張って進むのだ」

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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