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オリバー・ツイスト

ディケンズの名作の映画化だけど、読んでないので物語は知らない。デヴィッド・リーン版も観ていない。でも、ポランスキーだから大ハズレはないと踏んだ。公開初日、レイトで観てきた。
昭和30年代の東京を再現した「ALWAYS 三丁目の夕日」もすごかったが、この映画が見せてくれる19世紀のロンドンの雑踏もすごい。いやはや何でもできちゃう時代になりましたな。遠い異国の過ぎてしまった時代の空気を感じるだけでも、劇場に足を運ぶ価値がある。

そして、そこに息づくバイタリティあふれる人々の生活。善人も悪人もごっちゃごちゃ。きれいの裏に汚さがあり、汚さの中に純粋が潜んでいる。そんな世界に、9歳の子供が巻き込まれ、飲み込まれ、そして成長していく。

主役のオリバーくんが、絵に描いたようにいい子なんだなあ。周りの大人、悪すぎるよ。何話してたんだか知らんが、救貧院を牛耳る醜い老人たちの集まりは、まさに老醜という言葉がぴったり。オリバーをいじめる葬儀屋のババアも女中も徒弟も、いいとこひとつもなしの最低人間。もういいオリバー、ガマンするこたあない。ケツまくってそこを出ろ!と思ったら、家出してくれた。えらいぞオリバー!

あのひどい連中に比べれば、フェイギン率いる少年泥棒団の方が、ずっと親切で温かい。犯罪といえば犯罪だけど、それで誰かが人生棒に振るわけじゃない。標的とする富裕層の中に、さっきのようなくされバカも含まれてるなら、もっとやっちゃえ、とさえ思う。

そんなオリバーが出会ってしまった、財布も心も豊かな紳士ブラウンロー。最後は彼らに引き取られるのだから、ハッピーエンドなんだけど、一方で、彼を助けようとしたナンシーは、根っからの外道サイクスに殺されちゃう。オリバーに優しくしてくれたフェイギンはお縄になって、首吊りの刑になってしまう。9歳の少年にはヘビーな経験だ。

フェイギンを演じたベン・キングズリー。ものすごい作りこみようだった。メイクもすごいから、ちょっと見じゃ誰だかわからない。この物語のキーパーソン、見事やってのけました。すごい俳優だ。

印象に残ったのは、オリバーに盗みの手口を教える先輩泥棒、早業ロジャー。子供なのに男らしさも持ち合わせている、なかなかの存在感の持ち主。ハリー・イーデン、将来が楽しみな少年の登場だ。いい役者になってもらいたい。

そうそう、オリバーくんに触れてなかった。うん、よかったよ(笑)。後半は活躍する場面も少なくて、タイトルロールなのに、あまり目立ってなかった。顔も淡白な新星、バーニー・クラーク。役にははまってました。今後に期待しときます。

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Comment

[403]

早業ドジャー君がいい味だしてましたね!
かわいいけれど、かっこよくって、将来が楽しみ!と、ミーハーっぽい思いがよぎります^^ヾ

[404]

>Zeroさん
早業ドジャー、主役より存在感あったりして。
クライマックスでは、ろくでなしビルに抵抗してみせたりして、
おいしいところ持っていってましたね。
スピンアウトで、彼を主役にしてもう1作希望!(笑)

[405]

これ、何箇所かはロケだと思いますよ。
UKやロンドンは当時のままの場所が、そのまま使われているところ、多いですから。
電柱とかもないですし、日曜とか祭日に通行を止めてロケすること多いです。
築100年以上の家もざらにあります。
だから幽霊さんも多いんだと思うんですけどw

[406]

>Weanaさん
イギリスの古い街並みって、趣きありますね。
一度行ってみたいです。
(行けないので、とりあえず映画でガマン)
この映画、チラシの構図が、
「戦場のピアニスト」と同じなんですよ。
ロンドンの俯瞰と、あっちの廃墟の俯瞰が、まるで同じ。
気づいたとき、笑っちゃいました。
http://taoblog.blog41.fc2.com/blog-entry-38.html" target="_blank">「オリバー・ツイスト」のチラシはこちら
http://taoblog.blog41.fc2.com/blog-entry-37.html" target="_blank">「戦場のピアニスト」のチラシはこちら

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映画DVD「オリバー・ツイスト」

週末にどかっと買い込んだ新作DVD6本から、まずは『オリバー・ツイスト』と『Sin City』を観たのだが、後者はいわゆる3話オムニバス形式で、それぞれが微妙に一部リンクしていたりと不肖にはイマイチ掴み所に迷う内容であったのでレビューをパスして、前者の大

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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