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博士の愛した数式

小泉堯史監督の最新作とくれば、期待しないわけにはいかない。公開初日、レイトで観てきた。
この映画、小泉監督の前作、「阿弥陀堂だより」によく似ている。ちょっと変わってるけど愛すべきキャラがいて、その人をとりまく人々が大きな影響を受ける。「阿弥陀堂だより」では、北林谷栄演じるかわいいおばあちゃん、おうめ。本作では、まるで「メメント」を髣髴とさせる数学教授だ。

数学の世界を、今まで考えたことない視点から解説してくれて、とても面白かった。完全数とか友愛数とか、初めて聞きました。こういうの学校で教えてくれれば、もっと数学に興味が湧いただろうに。ルート先生に教えてもらえる生徒は幸せ者です。

しかし、寺尾聡ってうまいなあ。あれだけ純粋な心を体現できる俳優が、今どれだけいるだろうか。過去を引きずらない分、素朴で簡素でピュア。作りこむような役柄とは正反対の、役者の感性が試される難役だ。見事だった。

忘れないうちに、博士の愛した数式を記しておく。

e(πi) + 1 = 0 (オイラーの公式)

e(πi) に1をたすと0になる。この理屈は全く理解できないけど、意味するところはなんとなくわかった。人は不完全な生き物だけど、1=I=愛によってそれを克服することができる。少なくともマイナスにはならない。

数学が受験科目にない大学しか受けられなかった、完全文系右脳人間のオレにとって、数学は鬼門。数字を切ったり貼ったりして何かの答えを出す、無味乾燥な学問だと思っていた。パズル的な面白さはあるかもしれないけど、きわめてデジタルな世界で、人間じゃなくて機械がやればいいんじゃない?と思っていた。

でも、そうでもないのね。難解な数式に、人生の意味を込める数学者もいるのね。まさに目からウロコが落ちた気分。澄んだ小川のせせらぎに、心が洗われるような映画でした。

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Comment

[397]

お邪魔します~♪
最近の邦画は、お客さんが入ってますねぇ~♪大阪の映画館で観たんですが、満員でしたよ。
博士、杏子、ルートそして数学の世界・・・その絡み方が実に暖かくって、良かったです!大笑いする映画でも、号泣する映画でもなかったけど、何となく優しい気分になれる映画でした!

[398]

>はっちさん
そうですねー。
最近は邦画が元気ですね。
これはいいことだと思います。
今までは、「大きなスクリーンで見るほどじゃないし、
1年もたてばTVでかかっちゃうし」と思ってました。
今は、映画館で観ておきたいと思うものが増えました。
ブログやってるせいもあるけどね(笑)。
寺尾聡、ものすごくよかったですね。
器の大きさ、感じました。

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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