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ナイト・アンド・ザ・シティ

大好きデ・ニーロの未見作品。レンタルビデオ借りてきた。
こっちが勝手に思い込んでるデ・ニーロ像は、懐が広くて貫禄があって、でも何かの拍子に激しくキレてしまう、まるで厚い革の鞘に納まった鋭利なナイフのような男だ。だから、このイメージからかけ離れた役柄は、観ていてかなり違和感を覚えてしまう。

本作の主人公ハリーは、とにかく軽くて落ち着きがなくて、情けないこと至極のインチキ弁護士だ。口は達者で機転も利くんだけど、考えが浅はかで薄っぺらい。うーん、デ・ニーロじゃないんだよなあ。

もっと若い頃ならともかく、アメリカを代表する俳優として、すっかりビッグになってしまった今、こんな役は似合わないのよ。「恋に落ちたら」の内気なオヤジも観ていて痛かったけど、この映画もどっこいどっこいだ。

今の仕事に満足できない三流弁護士が、思いつきに近いひらめきで、ボクシングの試合をプロモートしようとする。街のボスを向こうにまわすリスクを、ボスの兄貴を引っ張り出して回避する。頭がいいというよりは、単に小ずるいのだ。

金策の当てにするのが、愛人のダンナ。すっかりバレてて、逆に騙されてるのにも気づかず、もう呆れるくらいの能天気ぶりを見せる。ずっとヘラヘラしてるデ・ニーロ、困ったもんだ。愛人から営業許可を頼まれて、ちゃんと手に入れるのかと思ったら、書類を偽装してその場しのぎしてるし。そんなんでいいの?

結局、金は手に入らないわ、ボスの兄貴は死んでしまうわ、愛人の店はダメになるわ、もう踏んだり蹴ったり四面楚歌。もう試合なんかそっちのけで逃げまわるんだけど、結局ボスの手下に見つかって、袋小路に追い詰められる。そして、バーン!

これっぽっちも感情移入するところのないダメキャラで、もう死のうが生きようがどうでもよくなってしまっていた。それでも、どっちか選べと言われたら、死んだ方がマシかな。なのにこの映画、当たり所がよかったのか、死なずに助かってしまう。もうグダグダのラスト。参りました。デ・ニーロでここまでがっかりするのも珍しい。

監督のアーウィン・ウィンクラーと組んだ「真実の瞬間」が、心揺さぶる傑作だったのに、一体この変わりようは何なんだ。ダメ男に肩入れできる映画も世の中にはあるが、この映画はダメだった。もっとチンピラな役者にしとけば、まだ観られたかもしれない。

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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