リトル・オデッサ

正月に観た「ロード・オブ・ウォー」の主人公が育った場所、それがリトル・オデッサだ。あれで、この映画を観てないのを思い出した。ビデオ借りてきた。
公開当時、話題になってたので、観よう観ようと思っていて、今日まで来てしまった。期待度は高い。

・・・期待が高すぎたかな。それほど胸に迫ってくるものはなかった。現代アメリカの暗い部分、貧しい移民たちの血と暴力の物語には、あんまり共通ものを感じない。どっぷり感情移入できる登場人物もいなかった。

ティム・ロス演じる殺し屋ジョシュアが、仕事のために故郷リトル・オデッサに戻ってくる。それを聞いて、弟のルーベンが会いに来る。この再会が、すべての悲劇の始まりだ。父親と和解するどころか、さらに溝は深まり、ラストは弟も、つき合いだした女も殺される。

ジョシュアが殺し屋としてもう少しカッコよかったら、弟への優しさとあいまって、完璧なキャラになっていたのに、と思う。こっちの勝手な考えだけど、殺し屋は一人で仕事をしてほしい。街のチンピラ雇ってするほどの仕事じゃないよ、あれは。弟思いの兄貴でプラス、殺し屋でマイナス、あわせるとゼロだ。残念。

エドワード・ファーロングって、「アメリカン・ヒストリーX」でも弟役だった。彼は、弟キャラがよく似合う。あの映画でも、強烈兄貴に影響を受けてた。本作でも、兄貴思いのいい弟。兄貴を助けようとして、最後は命を落としてしまう。ここで観客は、悲劇に涙するか、兄貴のせいだと冷めてしまうかに分かれるだろう。オレは後者だった。だから感動はなし。

父親役のマクシミリアン・シェル、母親役のヴァネッサ・レッドグレーヴ、この二人の味のある演技は、映画の内容とは別に、なかなかよかった。特に、冷徹な印象しかなかったシェルの、人間くさい親父ぶりは特筆に値する。雪の中で、息子に素っ裸にされて、銃口を向けられる情けなさ。彼が演じると、情けなさも半端じゃない。キャスティングの勝利でしょう。

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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