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エリザベスタウン

世のオーリーファンには申し訳ないけど、彼にはまったく興味がない。予告を観ても、あまりそそられなかった。キャメロン・クロウが監督だから、一応観ておく必要があると思われた。半ば義務感。公開初日、レイトで観てきた。
オーランドかキルスティン・ダンストのどっちかのファンだったなら、この映画にのめりこめたかもしれない。残念ながらそうじゃなかった。映画の中の二人には、全然魅力が感じられず、どうにも低調な2時間だった。

仕事に大失敗して、彼女にも振られて、その上父親が亡くなるという、泣きっ面にスズメバチの大群状態。なのに、その深刻さが今ひとつ伝わってこなかった。ナイフをトレーニングマシンにくくりつけても、「どうせ死なないでしょ」と高をくくってしまう。これは脚本や演出の責任もあるだろうけど、一番の原因はオーランドだ。

すごく人気のある俳優に苦言を呈するのは心苦しいけど、一言で言って大根だ。どんな表情をしても同じに見えてしまう。イケメンなのは認めるが、なんか薄っぺらくて、主役を張るほどの個性や演技力があるとは思えない。

それでも「キングダム・オブ・ヘブン」は、スケールの大きさや数々の見せ場、脇を固めるベテランたちのおかげで、映画として成り立っていた。あの中でも、オーランドが目立っていた印象はない。主役なのに影が薄いのだ。

この映画は、主役がリードしなきゃいけないのに、彼にそんな力はない。もしドリューが、例えばジョニー・デップだったら、例えばニコラス・ケイジだったら、ずいぶんと濃い映画になっただろう。そして、それでもオーランドが適役だったとは言いがたい。

まあ、見方を変えれば、自分では積極的に行動せず、周りに流されてばっかりの主人公だから、押しの強くないオーランドのような男でいいのかもしれない。でも、そんな及び腰野郎が、なんであんなビッグプロジェクトを任されるんだ?設定に矛盾がある。

キルスティンは逆に個性強すぎ。一言で言えば変人だ。まず、単なる乗客にあんなにかまう理由がわからない。ひとめぼれなのか、または違う背景があったのか、いずれにせよ何の説明もない。理解できない公私混同ぶりだ。オレが乗客だったら、「この女気持ち悪い」と思うよ。

さらにその後も、ドリューにストーカーのごとくつきまとう。それでも、弱った心につけ入るスキがいっぱいあったからか、ドリューも相手をするようになる。まあそれはいい。しかし、最後の超特製ロードマップは何だ?よくあんな大作作るヒマがあったな。時間的物理的不可能を脇に置いたとしても、あんなすごいのもらったら、マニアックすぎて正直引くだろ。髪の毛入りセーターを10着ぐらいもらった気分だ。怖いよ。

よって、クライマックスも完全に冷静に眺めてしまった。わかってます。最後の旅の場面は、監督の音楽センスご披露コーナーだってことは。「あの頃ペニー・レインと」を観て、監督の原点を知ったから。彼は自分の映画でそれを前面に出したいのだ。それが彼の個性なのだ。でも、あそこまでやられると、「もうわかったよ。アンタにはかなわんわ」と、両手挙げたくなります。

とまあ、気づくとコテンパンにこきおろしてしまったが、実際鑑賞中は、腹を立てまくっていたわけではない。共感できないどうでもいいストーリーが、目の前を流れていくのを、第三者的視点で眺めていただけだ。まったくの他人事として。

主役の代わりに目を見張ったのが、ベテラン女優スーザン・サランドンだ。ダンナの死亡披露宴(!)で、悲しむどころかスーパーエンターテイナーぶりを発揮する。「そうか、最初笑わせて、最後はしんみりというパターンだな」と予想したが、甘かった。締めくくりは習いたてのタップだもん。すげー。あそこは笑わしてもらいました。

こういう自己憐憫&ロック満載映画は、もういいかな。クロウ監督には、「ザ・エージェント」とか、「バニラ・スカイ」みたいな、主役が立ってる作品を撮ってもらいたい。次には期待してます。

そのとおりと思ったら、ポチッ!

Comment

[289]

こんばんは。
最近は映画を見た後の楽しみになってマス(笑)
(へぇ~なるほど)っと思いながら笑ってしまったり、
笑いながら納得したりで、今回も楽しませて頂きました
もし迷惑でなければmybloglistに入れさせて頂いてよろしいですか?

[290]

>マリア♪さん
そう言っていただけると、限りなくうれしいです♪
こんなたわごとでよろしければ・・・。
これからも頑張りますね。
mybloglistどうぞどうぞ。

[291]

多分描きたかったのは父親の死と故郷なんだと思います。多分その他の設定は映画の為に無理からつけてるのでつめが甘いんですよね。
だからルイビルのシーンはいいのに、その他が足をひっぱってるように感じました。

[292]

>タンタンさん
そのとおりかもしれませんね。
そこが、変人キルスティンの大活躍で、完全にぼけちゃってますね。まあ、それが残念とも思わないんですけど。

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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