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ALWAYS 三丁目の夕日

あまり期待してなかったけど、なんだか前評判いいみたい。昭和30年代の東京が再現されてるのも、見所らしい。ちょっとだけ期待して、レイトで観てきた。
この映画には、下町人情にあふれた魅力的なキャラクターが大挙登場する。彼らが汗をかいて生きている姿を見ているだけで、楽しくて笑顔になるから不思議だ。

短気ですぐに怒鳴る鈴木オートの社長。最初は手がつけられんオヤジだなと思った。でも、自分の勘違いで六子に文句をつけていたことに気づき、たどたどしく謝る姿で、見事汚名返上。なかなかハートのある男じゃないか。ついでに自分の夢も語ったりして、一気に好感度アップだ。都会派と思ってた堤真一、実はこんな役がぴったりなんじゃないか?

社長の奥さんも、ダンナの手綱さばきはうまいし、息子への愛情もいっぱいだし、六子への思いやりも温かい。日本のお母さんの鑑だね。薬師丸ひろ子も、こんな役を自然にやっちゃう女優になったんだ。デビューから見てるから、感慨深いものがある。

そんな夫婦の下に集団就職でやってきた六子。堀北真希、かわいいねー。青森弁もうまいし、なによりころころ転がるような笑顔がいい! この娘は間違いなく売れる。今後も期待のスター誕生だ。

鈴木オートの向かいの駄菓子屋、茶川商店で店を守っている三流文士、竜之介。生真面目な役しか見たことなかった吉岡秀隆が、ぐーたらでいい加減な男になりきっていた。ヒロミや淳之介とのふれあいを通じて、いい男になっていく姿は、素直に感動。一度に二人を失いかけるクライマックスの寂しさには、観ているこっちの胸までつまった。思いが通じたのか、淳之介だけでも帰ってきたのが救いだ。

ダンサー(ストリップ?)の世界から足を洗い、新たな居酒屋人生を始めたヒロミ。最初はまだ蓮っ葉な感じが残っていたけど、竜之介と淳之介の生活に、少しずつ潤いを感じ始める。竜之介が差し出した空の指輪ケースを見て、「そのキレイな指輪、私の指にはめてよ」・・・このシーン、大号泣でした。涙が勝手に流れて、止まりませんでした。他人のことなのに、あまりにうれしくてスクリーンが霞みました。あの二人なら、いつかは必ず一緒になれる日が来る。あの二人なら、それまで耐えられる。そうあってほしいね。

母親に捨てられた淳之介。初めのうちは笑いも泣きもしないから、観ていて居心地悪かった。でも、竜之介が「少年冒険団」の作者と知ってからの彼は、本当にいい顔で笑うんだ。心から竜之介を尊敬しているのがわかる。初めてサンタからもらったプレゼントの万年筆を見たときの、彼の表情といったらもう! あれくらい喜んでくれたら、贈った方も本当にうれしいよね。あんな成金バカの所よりも、ハートのあったかい貧乏駄菓子屋に戻ってきて正解だ。

その他のキャラも味があって、みんないい。ひとつひとつのエピソードも、必ず心に訴えてくるものがある。脚本も手がけた山崎貴監督、若いのになかなかやるじゃん。ただの特撮マニアかと思ってたけど、全然違った。

もちろん、得意のVFXも手抜きなし。当時の東京を完全に再現している。冒頭の俯瞰もすごいが、六子が上京する列車の窓から見える景色もすごい。かなりのスピードで後方に流れていくのよ。さりげなく、しかし超弩級の特撮かましてくれてるのだ。日本でも、ここまでのことができるんだね。時代はパーシャルだわ(笑)。

庶民のつつましやかな生活の中で起こる様々な事件。それらに一喜一憂して、一日を終えていく昭和の人々。笑って泣いて、とにかく充実の2時間だった。ラストの夕日を観ながら、まだ終わってほしくないと思った。彼らの日常にまだまだ触れていたいと思った。オレなんかまだ生まれてもいない時代なのに、なぜか懐かしいものを感じる。やっぱり日本人なんだなあ。

「日本人の日本人による日本人のための映画です」と吉岡秀隆も言ってたけど、まさにその通り。これは、今年の邦画のベストだ。オレは日本人だから、この映画をベタ褒めします。

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Comment

[283]

こんばんは♪
薬師丸ひろ子がお母さん役を普通にこなしてる
姿は本当に感慨深いものがありましたね。
ジ~ンときて心温まる素晴しい作品でした♪

[284]

>Notorious♪さん
彼女って、本来、主役級の女優ですよね。
それが脇にまわって、余裕の母親ぶりですから。
角川映画ファンだったんで、そりゃもう感慨深いです(笑)。

[285]

薬師丸ひろこ・・・・20ウン年前にセーラー服と機関銃を行列して観たのを思い出します。
時のたつのは早いですねえ。

[286]

>ノラネコさん
めちゃくちゃな映画でしたね(笑)、「セーラー服と機関銃」。
今の時代に作ったら、ブログで叩かれまくること必至です。
あれも「昭和」なんですね。勢いですよね。

[287]

こんばんは。
Taoさんの感想と自分が書いたのがちょっと似ていてビックリです。
やっぱり日本人は好きですよね、この映画。

[288]

>さちさん
読ませていただきましたが、うん確かに似てます(笑)。
だって同じ日本人だもの、ね。
まあオレの場合は、あれに近い少年時代は実際ありましたよ。
みんなジャージが基本だったし、
ハナミズで鼻の下も服の袖もガビガビだったし(笑)。
さちさんの子供の頃は、もっとファッショナブルよね、きっと。

[535] 寄らせてもらいました。

初めまして。TATSUYAです。山崎監督と白組のCG&VFXに期待してみたのですが、おっしゃるとおり人々のピュアなハートが鮮明に描かれていて、素直に感動できる映画でした。特に達也は、作家先生の吉岡君が小雪の指に見えない指輪をはめるシーンが印象に残っております。じゃ、サヨナラ・サヨナラ・・・。

[537] >達也さん

思ったとおり、各賞総なめしてましたね。やっぱりいい映画なんだわー。DVDで何度も観返したいですね。
達也さんもあの場面でやっぱり感動しましたか。小雪があそこまでいい演技をするとは思ってませんでした。名場面ですね。

[654] 色々な絆☆

コメントなして、TBいただいてしまって
すみませんでした~。
この映画は3度劇場で観ましたが、
登場人物の誰かに感情移入できて、
毎回楽しめました♪

竜之介と淳之介にヒロミが加わった
カレーの夕食、ヒロミの指輪のシーンには
涙を誘われました!

堤真一は、癖のある役が似合います^^
薬師丸のお母さん役も最高でしたし、
文句なしに、2005年の代表作でした☆

[657] >パフィンさん

こちらこそコメントバック遅くなってすみません。
オレも去年の邦画ベスト1はこれですよ。なんか続編も作られるみたいで、楽しみです。寅さんみたいにずっと続いたりして(笑)。

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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