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あの頃ペニー・レインと

「エリザベスタウン」公開が迫り、キャメロン・クロウのアカデミー脚本賞受賞作を借りてきた。
この映画は、監督の自伝的要素が濃いらしい。実在の人物として、厳格で息子思いの母親と、常に的確なアドバイスをくれるロック・ライターが出てくる。この二人には、公式サイトで監督自らコメントを載せているほどだ。

じゃあこの監督は、若くして音楽ライターの道を歩んだ、自分の青春時代の足跡を、自慢げに映画にしたかったのか?答えはノン。観てわかるとおり、この映画のもう一人の主人公は、邦題にもなっているペニー・レインだ。エンドクレジットでも、彼女にはモデルになった人物がいると出ていた。

すべてが実話というわけじゃないんだろうけど、ペニー・レインとの切ない想い出は、きっと本当に体験したことなんだろうな。15歳の若さでライターとして業界に片足を踏み入れた少年の前に、きら星のごとく現れたペニー・レイン。「私たちはグルーピーじゃない。バンドエイドだ」と、そこらの追っかけとは一線を画す熱の入れよう。惚れたミュージシャンに人生かけて、救われなくて自殺騒ぎまで起こす。ある意味とても純粋で、崇高な魂の持ち主だ。

そんな彼女に惚れちゃったんだから、これはもうしょうがない。ツアーに同行して、同じホテルに泊まっていても、彼女はバンドのメンバーとシッポリしてる。たまにドアを開ければ、半裸の彼女が顔を出す。ドアの外から気配をうかがえば、何かやってる音がする。思春期童貞ボーイは、やりきれない妄想の渦に飲み込まれるしかない。

同じ年代のはずなのに、あまりに大人で手が届かない。自分のことは認めてくれるけど、それは男としてじゃない。でも、自分がいなければ彼女は死んでいた。命を助けることができた。そして、彼女も新しい人生を歩み始めた。全部、ボクのおかげさ!

・・・これは映画にしたいと思うだろうね。同世代の少年が体験することはまずありえない、極めて稀有な青春だから。でも、決して得意げに語るわけでもない。あの年代のミーハーな関心が、案外共感できたりもする。少年らしいシャイぶりに、自分と重ね合わせやすかった。もしも、オレがあの歳であそこにいたら、きっと同じことしたんじゃないかな。そんなシンパシーを感じた。

キャストでは、母親役のフランセス・マクドーマンドが出色。電話越しに人気のロッカーを説教して、言うこと聞かせる姿は、笑えると同時に母親のまっすぐな愛情も感じた。あの後のラッセルの表情も最高だった。「お前のママにドヤされたぜ」って呆然としてるの。

ケイト・ハドソンは、ぱっと見はあまり好みじゃないんだけど、役柄にはぴったりはまっていた。童顔のようで大人びていて、一体いくつなんかね。

主人公のウィリアムを演じたパトリック・フュジット。派手さはない分、シャイな普通の15歳の少年がよく合っていた。これから伸びてほしい若手だ。

ラスト間際、飛行機が落ちかけて、暴露大会になる場面は、かなり面白かった。人をはねただの、誰と寝ただの、お前キライだの、おれゲイだの。あとちょっと待ってりゃ、ゲイってカミングアウトしなくてもよかったのに。「あちゃー」って表情、最高でした。

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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