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エボリューション

アイヴァン・ライトマンは、コメディを撮る監督の中でも、ちょっと別格な感じがしていたのだが、最近はかげりが見えてきた。「6デイズ/7ナイツ」にしても、こんな映画作りでいいんかいな?と言いたくなる出来だったし。
隕石に付着していた地球外生物が、驚異のスピードで進化して、地球を危機に陥れるというストーリーはいい。アイディアを凝らしたクリーチャーの数々も、最新のCG技術を使って、こういうの好きな私にはたまりません。

なのに、なんだこのスケールの小ささは!どこが地球の危機なのだ?!隕石が落下した砂漠とその周辺の町が化け物に荒らされてるだけじゃん。さらには対抗する人間たちも、しょぼいったらありゃしない。発見者が政府相手に裁判やってる場合じゃなかろうに。一番偉い登場人物が田舎者の州知事なんだから、これではただのドタバタ喜劇でしかない。

映画の構図が「ゴーストバスターズ」と一緒なので、比較されやすいと思うが、20年前の作品と同じものをいくら最新SFXでリメイクしても、20年の間に目が肥えてしまった観客を満足させるのは難しい。それどころか、「ゴーストバスターズ」よりも劣っている部分があるのだから始末に負えん。ニューヨークのメインストリートにマシュマロマンを闊歩させ、当時バカ売れのコメディアン3人を活躍させた「ゴーストバスターズ」。アメリカの片田舎で起こった事件に、あんまり笑えない登場人物をぶつけた「エボリューション」。しんどいよ、そりゃ。

笑いがわかっているのはオーランド・ジョーンズぐらいなもの。デイヴィッド・デュカヴニーは力抜けすぎで、観客を真剣に笑わせようとしてるようには見えない。バカを演じるショーン・ウィリアム・スコットは、本当のバカに見える。リアルなバカは笑えないのだ。

ジュリアン・ムーアに至っては悲惨の一言。一見聡明な女性がドジを連発する。日常生活で起きたハプニングなら笑えるのだろうが、それを意識してやられても、「オスカークラスの女優が無理してコメディに挑戦している」としか見えない。DVD特典のメイキングでは、モニターを見て監督も出演者も大爆笑していた。おそろしい。観客不在の楽しい現場だ。ま、ジュリアン・ムーアがコケれば、周りは無理してでも笑うだろうけど。しかもそれは彼女のアイディアだというから困っちゃうよな。誰も意見なぞできん。

大御所ダン・エイクロイドが州知事を演じていたが、これも監督の自己満足。「彼が出ることで画面が引き締まった」とご満悦だが、エイクロイドにとってはまったくの役不足。なんにも面白くなかったよ。あと、特典で未公開シーンも見たが、どれもカットして当たり前のつまらん場面ばかりだった。いっそのこと、本編も全部カットした方がよかったんじゃない?

最低の評価を与えてもいい出来だったけど、かろうじて化けもんだけは良かった。疲れた体で最後まで眠らずに観れたのも、化けもんのおかげ。化けもんに座布団1枚。

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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