スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

阿修羅のごとく

2003年のアカデミー賞にやたらとノミネートされた作品。脚本賞獲ったんなら、観る価値はあるはず。劇場ではタイミングが合わなかったのね。DVD借りてきた。
女だけの四姉妹の、大人になってからの葛藤を描くお話。八千草薫も含めると、世の大人の女性なら、誰かに共感できる仕組みになっている・・・と思われる。

オレは残念ながら男だから、そうそう簡単に「わかるわかる」とはいかない。ていうか、この映画の中では、男は完全に脇役なのだ。男はものすごく不完全な生き物で、女から見れば本当にどうしようもない。そう言われてる気さえする。

でも、ただそれだけじゃないのが救いだ。男は確かにどうしもようもないし、女がいなきゃ何もできないんだけど、そこがまた愛らしい。そんな男たちを許す私たちもバカよねー、あははは。女たちのそんな寛大な声が聞こえてくる。

なので、男のオレは、そんな愛らしい男たちに共感しまくりでした。

深田恭子のお相手は、しがないボクサー。平気で浮気もする。バレても逆ギレして開き直る。なのに、子供ができたと知るや、急に親としての使命感に目覚めて頑張り出す。愛らしいねー。だからフカキョンも、植物人間になってしまっても見捨てずに、裸で寄り添うのね。

深津絵里のお相手は、父の浮気調査を依頼した興信所の新米探偵。中村獅童が、やりすぎだよと思えるくらいのオドオドぶりで画面をさらう。ありゃ間違いなく童貞だ。でも、ああいう男をバカにしないで、優しい性根を見抜く目を持つ女、いてほしいね。チャラチャラした男、多すぎるからさ、今の世の中。

黒木瞳のお相手は、バレバレなのにバレてないと思ってる浮気亭主。思わず自宅に電話しちゃったんだね、アレ。ハッと気づいてももう遅い。あわてて電話切ってもあとの祭り。最高に笑える場面だけど、最高に笑えない場面でもある。あれでも別れない奥さん、人間できてるというかなんと言うか。すぐに小首をかしげる木村佳乃に、負けを認めたくなかったのかな。

大竹しのぶのお相手は、妻にバレてるにもかかわらず、ずるずるまとわりつく不倫男。本妻の水鉄砲攻撃に腰抜かして、情けないったらありゃしないのだが、それでも関係をやめようとしない。それに応える女も女だが、こればっかりは仕方ない。他人が理解できるもんじゃないのよ。理性で終わらせられるもんじゃないのよ。

そして四姉妹の父、仲代達矢も年甲斐もなく、娘ほどの子持ち女に手を出している。遊園地やレストランで、「パパ」と言われて喜んでいる。そんな関係いつまでも続くわけないし、女の人生考えりゃ身を引くべきなのに、自分からは絶対にしない。終いにゃ「結婚します」と言われて、いい年して振られてる。その日に妻が倒れ、事情を知ってる娘たちから総攻撃。ダメオヤジここに極まれり、である。

そんな男たちが縁側で将棋に興じ、女たちがちょっと高みからそれを見守るラスト。これこそまさに、世の中の縮図か。向田邦子のドラマは、実は初めてだけど、その深さを垣間見た。男なんて、所詮女の手のひらの上のなのね。小林薫は女を阿修羅と言うが、オレにはお釈迦様に見えるよ。男ってちっちゃいねー(笑)。コロコロー(←転がる音)。

そのとおりと思ったら、ポチッ!

Comment

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

Trackback

http://creview.blog67.fc2.com/tb.php/378-75eaa928

«  | HOME |  »

タイトル一覧/記事検索


最新記事


記事ランキング

アクセス解析


最新トラックバック


最新コメント


カテゴリ


プロフィール

Tao

Author:Tao
性別:♂
子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


リンク



【BDもDVDもBOXで!】


【あの映画をお手元に!】





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。