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シン・シティ

シャープな映像とクールな音楽。予告編を初めて見たときは、マジで衝撃を受けた。いつも期待に応えてくれるロドリゲスの新作だ。初日に行くしかあるまい。レイトで観てきた。
プロローグは、ジョッシュ・ハートネット扮するザ・マンの殺しの場面。映画製作にGOを出させるために、ロドリゲスが作ったパイロットフィルムらしい。これでフランク・ミラーは首を縦に振り、タランティーノは「これをオレが監督できんの?!」と狂喜乱舞したとか。

黒闇に降りしきる白い雨。ひとり佇む女。眩いほどの赤いドレスと赤い唇。ザ・マンはそっと忍び寄り、安らかな気持ちにさせてから、引き金を引く。くーっ、ハードボイルドだぜ。

もうつかみはOK。それからは大人のジェットコースターだ。ものすごいスピードで、ハートを振り回し続ける。

最初のエピソードは、ミッキー・ロークがコミックのまんまのメイクで登場するマーヴ。これは彼の完全復活だ。

殺されたゴールディの仇を討つべく猪突猛進。車にはねられようが、撃たれようが、必ず立ち上がる。道を阻む者は、相手が警官だろうと牧師だろうと容赦しない。一方で、言葉巧みなユーモアや、女には手を出さない優しさ、罠や戦術を考える知恵もあって、ただの頑強大男じゃないところが魅力だ。

そんな彼の敵は、イライジャ・ウッド扮するケヴィン。女をさらってはその肉を食らい、鹿の首の飾り物みたいに、女の頭を並べる異常者だ。動きが敏捷すぎて、さすがのマーヴも手こずるが、最後は手足を切られて猛犬の餌に。それでも顔色ひとつ変えずに中空を凝視し続ける姿は異様。あれは間違いなく、指輪にとりつかれてるね(笑)。

次にマーヴが狙ったのは、黒幕の枢機卿ロアーク。これを演じるのが、なんとルトガー・ハウアー!予告編でも紹介されない扱いだが、あの不気味さは彼ならではだ。久々に、「ヒッチャー」や「ブレードランナー」の頃のオーラを感じた。すぐ死んじゃったけど、「バットマン ビギンズ」よりよかったので、個人的には満足。

復讐は果たせど、すべての罪を着せられて死刑となったマーヴ。刑の執行直前に牢屋を訪れた双子の姉ウェンディが、彼を抱きしめながら言う。「ゴールディって呼んでいいのよ」・・・くーっ、思い残すことなしだな、マーヴ。ミッキー・ローク、今年の賞レースでも暴れてほしいぐらいの名演技だった。

次の主役はクライヴ・オーウェン扮するドワイト。でも、本当の主役は女たちだ。彼の元恋人ゲイルのハードさには敵わない。「セーラー服と機関銃」ならぬ、「ボンテージと機関銃」だ。仲間の娼婦たちも、負けず劣らず男勝り。

そんな中、群を抜いて強烈なのが、殺し屋ミホ。両手に日本刀を持って飛び降りてくるカットは、予告編中最高にカッコよかった。本編でも、全く話さず、表情も変えずに斬りまくる。敵にまわせばこれ以上恐ろしい相手はいないが、味方だと本当に頼もしい。ドワイトの危機を何度も救う彼女に、完全にしびれた。デヴォン青木、モデルなだけあって、立ち姿だけで威厳を感じます。普通の映画じゃ活かしにくいキャラだけど、この映画では見事ハジけてる。ぜひ続編にも出てきてほしい。

最後のエピソードがこれまた渋い。少女を守るために人生のすべてを捧げる刑事ハーディガン。ブルース・ウィリスが渋すぎるくらい渋く決めてくれる。

宿敵は、昔一度仕留めたはずの変質者、ロアークJr。ニック・スタールが最初は素顔で、その後は血の色まですっかり黄色くなって登場する。最後はハーディガンの鉄拳をくらって、頭こなごなに。

ハーディガン、次は親のロアークに行くかと思いきや、その力も残されていない事を悟り、自分の命を絶つことで、女を守る道を選ぶ。人生をかけた自己犠牲・・・くーっ、泣かせるぜ。でも、そこまでのことをする価値はある。彼が守りたかった女、ナンシー。この映画最大の収穫の登場だ。その名も、ジェシカ・アルバ!

先日の「ファンタスティック・フォー」でも、映画のバカバカしさを救う女神っぷりを見せてくれた。ここでの彼女はどうだ?もう、彼女の出てるシーンは、彼女しか目に入りません!いきなりステージでの激しい腰使いでノックアウトされたあとは、もうどうにでもして状態。彼女とキスするウィリスには、マジで嫉妬したぞ。

ハーディガンに「どんなことされても叫ぶな」と言われたから、ヤクを打たれても、ムチで叩かれても、悪党には絶対に屈服しない。惚れた男との約束は、体を張っても守る。くーっ、健気だぜ。かわいい顔して、意志は強い。いい女だ、ナンシー。

この映画、映像ばかりが注目されがちだが、実はハードボイルドなキャラとストーリーが優れてるのだ。フランク・ミラーの世界、なかなか奥が深いぞ。これだけのものを作り上げるロドリゲスもすごい。続編、早く作ってくれ!

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Comment

[250]

濃厚なキャラとクールな映像、面白かったですw、続編が楽しみですね。ある意味ニック・スタールとイライジャ、デルトロは美味しい役だったのかも(爆。

[251]

Taoさん、こんにちは
この映画はヨーロッパでは夏前に公開されてましたので、今週からDVDが発売されてます
私の場合、劇場鑑賞は「息子と一緒」に制約されてるので見れませんでした。
しかも私の感覚は男性的らしくて、普通の女性が好きなタイプの映画はあまり好みじゃないんですよね
ロドリゲス監督の映画は意外性があって好きです。
だって、「フロム ダスク・・・」と「スパイ キッズ」が同じ監督って・・・・すごくありません?
Taoさんが気に入ったようなのでDVD借りてこようと思ってます!

[252]

>linさん
その3人は続編は無理ですね。
こいつらを超える悪党を期待しましょう。
デルトロ・・・微妙に特殊メイクでしたね。
>Weanaさん
もうDVDですか。早いっすねー。
子供さんには刺激強いので、
ひとりで観るしかないでしょう。
ロドリゲスの作品にハズレなし!
少なくともオレはそうです。
もう尊敬してますから。

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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