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白いカラス

昨日の「奥さまは魔女」に続いて、ニコール・キッドマン連チャン。こっちはシリアス系だ。DVD借りてきた。
ニコール目当てで借りてきたけど、主人公はアンソニー・ホプキンス。なんのことはない発言で大学を追放された初老の大学教授コールマンを、時に知的に、時に感情的に演じている。

これって、実話を元にしてるんだよね。だってそうでないと、彼が元黒人なんて設定、ちょっと信じられない。マイケル・ジャクソンみたいなもんなのかな。

自分は黒人だって言っちゃえば、職も妻も失うことはなかった。でもそれが言えなかった。一度、白人の暮らしを享受しちゃうと、黒人の暮らしには戻れないのだ。こういうのレアケースだろうから、なかなか共感するのは難しいけど、人種差別問題の根深さは感じられた。

そんな彼に、劇の途中から絡んでくるのが、どうしても癒されない傷を負って、独りで生きている女フォーニア。ニコール・キッドマンが、昨日のキュートさとは180度違った顔を見せる。こういう女に惹かれてしまう男の気持ち、わかるなあ。身も心もボロボロなのに、強がってみせられると、「オレが何とかしてやりたい」って思うもんよ。実際は、何にもしてやれない方が多いのに。

苦悩を胸のうちに隠し、世の中から距離を置く二人が、否応なしに結びつきを深めていくさまは、観ていてあまりに痛々しい。新しい人生を踏み出そうにも、頭のおかしいフォーニアの元ダンナが、二人の人生に影を落とす。これがホント、ろくでもない男。何にも悪くない男女が、身を縮めて生きてるのに、こいつは自分の欲望に任せて、フォーニアのストーカーを続けている。なんかおかしくない?この社会。

エド・ハリスが、短い出番ながら、またも深い演技を見せてくれる。でも、このろくでなしは明らかに役不足。もうちょっとゲスな役が得意な人にやらせた方がよかった。例えばエリアス・コティーズとかね。

ロバート・ベントンって、相性良かったり悪かったり、作品によって差が激しい。この映画は、全編静かで抑制された感じがよかった。二人の痛みが伝わってきた。

でも、この邦題はどうなんかね。劇中でもカラスは出てくるけど、別に白くないし、白人を装った黒人のメタファーになってるわけでもない。

原題は、「人間の汚点」。生まれてから死ぬまで、清廉潔白でひとつも染みのない人生をおくる人なんているわけない。オレにも思い出すだけで、いつになっても顔から火が出そうになる汚点、いっぱいある。誰にも言えず胸にしまってるけど。

事故は悲劇だし、それを起こした元ダンナにも腹が立つ。でも、フォーニアはコールマンに、自分の人生の「汚点」を明かした。コールマンもフォーニアに、自分の生きてきた道を話したのなら、この映画はハッピーエンドと言えるのかも。

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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