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青春の殺人者

「太陽を盗んだ男」は、何度観ても興奮する邦画史上屈指の傑作だ。そして、ゴジはその後映画を撮っていない。せめてデビュー作は観たいなーと思っていたら、TSUTAYAの棚にDVDがあるじゃないの!喜び勇んで借りてきた。
水谷豊と原田美枝子(若い!若すぎる!)がじゃれあうオープニングから、水谷豊が実家に帰って車を盗もうとしてバレて、父親と話し込むところまでテンポよく進む。そして、いきなりの凄惨な殺人直後の場面へ。その前に、なんかこう不安をそそる不気味な音楽が流れるのよね。おかしいなあと思ったら、案の定アレだ。

そのあと、母・市原悦子との掛け合いが延々と続く。全部どこか狂ったやりとりなんだけど、なぜだかものすごいリアリティがあって、1秒たりとも目が離せない。市原悦子の独壇場のスタートだ。

ダンナが殺されたばかりなのに、すぐにダンナを海に沈めることを考えてる。海に沈めて成仏しなかったら困ると、海の思い出を語りだす。いったん浮かんだ疑惑にとりつかれて、息子を罵倒して水を浴びせられる。夫婦心中に見せればいいと覚悟して、死に装束を身にまとい、最後に息子にアレを迫る。当然のごとく拒否されて逆上し、包丁を手に縛って息子を追い回す。包丁を奪われ観念し、痛くないように殺してくれと頼む。でも痛くて叫ぶ(すごく痛そう!)。そして、菩薩のような表情で死んでいく。外には巨大なカタツムリ(笑)。田村孟の脚本もすごいが、こんな長丁場を一気に見せきるゴジ演出もすごい。

それからは、若い二人が離れたりくっついたりの繰り返し。ストーリー自体は大したことないのだけど、二人の魅力と危ない映像で、最後まで飽きずに観てしまった。「磔刑」の学生ビデオはシュールだし、原田美枝子のいちじくシーンはギリギリだ。内田良平に抱かれながら、口から果汁が・・・なんとまあエロいこと(笑)。

水谷豊の和製ジェームズ・ディーンぶりもよかったが、この映画でもっともインパクトがあったのは、やはり原田美枝子だ。17歳だって!そりゃ若いわ。見事な脱ぎっぷりもいい。かわいい顔してナイスバディ(死語)だ。彼女のくるくる変わる表情や、甘えるような声色を聞いてるだけで心地よかった。

DVD特典は、ゴジのスペシャルインタビュー。なんと1時間以上!語り口も軽妙で楽しかった。監督になるまでの逸話、原作との出会い、綿密なリサーチ、撮影の舞台裏、相米慎二や平山秀幸の助監督ぶりなどが、よくわかった。言葉の端々から、映画への燃えるような情熱が伝わってきた。常人にはマネなどできないセンスが感じられた。

こんな稀代の天才が、もう30年近くも映画を撮っていない。なんでなの?インデペンデントでもなんでもいいから、彼の新作が観たい!そう思ってる映画ファンは多いはずだ。どうにかならんのかい?

ゴジ関連サイト ゴジサイト長谷川和彦全発言

「サイコホラーにしたくなかった。今後もあんまり・・・って、今後もあんのか?大丈夫かなあ?・・・」そんなさみしいこと言わんでくださいよ・・・。

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Author:Tao
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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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