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二重誘拐

ロバート・レッドフォードとウィレム・デフォー、そしてヘレン・ミレンと、一流の役者が顔をそろえたサスペンス。なのに、去年9月公開時の記憶がない。話題にならなかったのかな。こんな豪華キャストなのに。すごく気になって、衝動的にDVD借りてきた。
まずこの邦題が理解できなかった。普通に考えて、二つの誘拐事件が並行して起こると思うよね。だから、「きっとアーノルドの家族も誘拐されていて、いやいやこの仕事をさせられてるんだ」と、安易に想像してました。全然違いました。もしかしたら目くらましを意図したタイトルで、まんまとはめられたのかもしれない。

原題は"The Clearing"。Yahoo!の辞書によれば、1.掃除、(障害物の)除去。2(林間の)空き地、開拓地。3.手形交換。4.決算、決済。5.大学の補欠入学制度・・・という意味らしい。どれもしっくり来ない。無理やりこじつければ、誘拐を通して一人の男とその家族の人生が「明らか(Clear)になる」過程を描いている、ってとこか。

ますます「二重誘拐」と関係ないね。邦題が勝手に映画の印象変えちゃ、いかんのとちゃうの?

まあ、邦題以前にこの映画、出来は今ひとつだ。

アイディアは悪くない。確かに観てて騙されました。途中、車のキーや眼鏡や血液が送られてきてるのに、同じ時間で話が進んでると思い込んでしまった。家族の方は数日間が過ぎてるのに、二人がそんなに長く山を歩き続けるわけないよね。夜を超えるシーンもなかったし。でも、ラストにやっと、「ああ、そうか」と膝を叩きました。

でも、DVD特典の未公開シーンを観て、感想が変わってしまった。最初は、身代金引渡しとウェインが殺される場面を、交互に見せる編集になってた。結局わかりづらいということで、完成版の形になったらしい。「アイリーンがさまよう森で、同じ時間に殺しが行われたと勘違いする客が多かった」とのこと。でも、わかりやすくしたせいで、インパクトは薄れてしまったよ。クライマックスに種明かしが集中した当初の編集の方が、間違いなく衝撃的だった。

他の削除されたシーンも、監督が後悔するだけあって、なかなかいい場面が多い。無駄に長いのは勘弁してほしいが、もったいないなあ。アーノルドが子供にお仕置きしたエピソードは出色だった。あれをばっさりカットしたせいで、本編のつなぎは唐突に感じられた。アイリーンの入浴シーンも同じ。あの一瞬だけなら、残す必要はない。

3人の演技はなかなか味わい深い。あれだけの名優がそろえば、それも当たり前だ。逆に言えば、こういうこじんまりしたスリラーには、もったいないキャスティングだ。名の売れてない俳優の方が合ってたんじゃないだろうか。

うまく言い表せないけど、どうにもバランスが悪いのだ。あまり話題にならなかったのも、なんとなくわかる。着想は悪くないだけに惜しいね。

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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