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アメリカン・サイコ

クリスチャン・ベール主演の衝撃作。「バットマン ビギンズ」つながりということで、「フォロウィング」と一緒にDVD借りてきた。
ドラマであり、コメディであり、サイコ・サスペンスであり、ホラーでもある。でも、全編を通して雰囲気は一貫していて、ぶれるところはない。こんなアブノーマルなストーリーを、しっかり映像に仕上げた、メアリー・ハロンの演出力は確かだ。

そう、本当にアブノーマルという言葉がぴったり。「いつ仕事してんの?」的なヤッピーたちの中で、自分の中に悪魔を宿す一人の男が、次々と人を殺めていく。ホームレス、仕事のライバル、クラブで会った女、女友達と娼婦。クライマックスは、老婆、警官、夜警、掃除人と、まさに無差別殺人。しかし、それはすべて彼の妄想?・・・呆気にとられて、映画は終わる。

あれはベイトマンの妄想だった・・・そう言われると、そう思わせる描写はあったんだよね。ポール・アレンの死体を袋詰めにして運び出した時、引きずった袋から血がもれて跡がついてたのに、犯行がバレない。自分を怪しんでいた探偵から、ありえないアリバイを告げられる。アレンの家を猟奇の館にしてたのに、いつのまにかキレイになってる。ATMの画面に「猫を入れろ」という文字が見える。そして、弁護士から教えられる衝撃の真実。デイヴィス?誰?(笑)

仕事そっちのけで、名刺の出来や、高級レストランの予約にしのぎを削り、ハイソな笑顔の裏でバカにしあう男たち。こんなやつら、本当にいるんかい?ヤッピーって、こんなバカばっかり?すごい風刺です。こんな生活してたら、精神に異常をきたさない方がおかしい。脳内殺人でもしないとバランスが取れない。それくらい、あいつらは狂ってる・・・と監督は言いたいんでしょう。

こうなると、主人公ベイトマンを演じるのは、俳優にとってかなり勇気がいる。全編出ずっぱりで、ずっと高いテンションを要求され、しかも観客からの共感は期待できない。こんなハイリスク・ローリターンな役を、クリスチャン・ベール、見事やってのけました。

全裸血まみれで、チェーンソー振り回しながら女を追いかける姿は、まさに「悪魔のいけにえ in NY」。「ススーディオ」にあわせて腰を振り、鏡に向かって力瘤を作るナルシストぶりには、「うわー、ついてけねー」と唖然。彼の突き抜けた演技は、賞賛に値する。すごいよ。

彼が得意気に80年代のポップスについて語るシーンは笑えた。だって、音楽評論家がCDのライナーノーツに書くようなことを、熱弁してるんだもん。ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースやフィル・コリンズ、ホイットニー・ヒューストンのことを、一方的に熱く語られても、ねえ(笑)。でも、あのラインナップに青春を感じる自分としては、ちょっとうれしかったりもした。確かに、あの辺のアーティストは、話題にしにくいよね。本当に言われそうだもん、「アンタ、ホイットニーなんて聞いてんの?!」って(笑)。

その内容ゆえに、好き嫌いがはっきり分かれる映画だと思う。大っ嫌いという人もいるだろう。でも、オレは面白かった。見所がいっぱいあるし、何よりも、こんなに狂った世界があることを教えてくれたから。すっかり洗脳されました。ヤッピーって、人間のクズだね(笑)。

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Comment

[154]

いやぁ。。。
最高のレビューですね。
クリスチャン・ベール演じるナルシストなyuppieに憧れを抱いてしまった僕は阿呆ですな!(爆)
でも何回も観るうちに、いくら映画とはいえ、彼はクズだと分かりました。(汗)
この作品はマジで好きなんですよねぇ。
巷から見ればただの意味不明&クズ映画だと思うんですけど。

[155]

こんちわ。こんな役をこなせた、ベイルに拍手な1本だとおもいました。 
目が点になるのは間違いないですね。
TBいただきます。

[156]

>Castorさん
ヤッピーの生態には、本当に驚きますね。
日本で言えば、バブル時代の「ヤンエグ」でしょうか?
初めは「ヤングでエグイ人」かと思った(笑)
今なら流行りのIT族?ちょっと違うかな。
確かにあんな金持ちには、正直憧れますね。
>がちゃのダンジョンさん
クリスチャン・ベールって、顔が端正すぎるんだけど、
この映画では表情豊かでしたね。
動きもアクティブでした。
現在、ベール株急上昇中であります。

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Author:Tao
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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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