クローサー

今日公開の中で、一番観たかった映画。レイトで観てきました。
性欲・下心・二股・駆け引き満載のこの映画は、男女で観に行くのはオススメできません(笑)。劇場はカップルが多かったけど。

冒頭、ダンとアリスが出会う場面から、もうすっかりはまっちゃいました。すぐに「いい映画」って決定しちゃった。こんなことは滅多にない。ダミアン・ライスの"The Blower's Daughter"が、すごくいい仕事してるのよ。この曲は最後にもかかるんだけど、"I can't take my eyes off you"のリフレインが、心に沁みる。聴いてるだけで泣けてきます。

あとは、ちょっと感想書きにくいね、この映画。まったく同じ経験をしてるわけじゃないけど、結構ボディブロー効きました。治りかけた傷の、かさぶたはがされたような気分。

誰でも、これくらいの年になると、こういう話には共感するもんなのかな。自分の過去と符合する場面に、泣いちゃうもんなのかな。少なくとも、オレは参った。きつかった。劇場が明るくなっても、すぐに立ち上がれなかったもの。

一番がんばってたのは、やっぱりナタリー・ポートマンだ。ストリッパーってのもチャレンジだけど、一人の女性として魅力的だった。いつも人生体当たり。自分にも他人にも嘘がつけず、傷ついてばっかり。わざわざ選んだ嘘をつく仕事でも、ラリーには本名を言ってるし(最後にわかるんだけど)。ダンへの嘘は本名と、家から飛び出す時の「別れないから、コーヒー入れて」だけ。あれは、男にはきついね。優柔不断だと特に。

ジュード・ロウもクライヴ・オーウェンも、男の弱いところまるだしで、どちらも共感せずにはいられない。男なんて、あんなもんです。本当にバカだよね。でも、そんなバカぶりを理解してくれる女性を、いつも求めてるんだよね。温かい目で見てあげてください(笑)。

ジュリア・ロバーツだけは、ランクが違うというか、他の3人からちょっと浮いてた。彼女は大物だから、こういう群像劇は難しいね。ピンで主役張った方がいい。でも、ダンに甘えるアンナはかわいいと思ったよ。

マイク・ニコルズって、ホント息の長い監督だけど、こういう男女の機微にかけては比類なき腕を持ってる。70過ぎてんのにスゴいよ。今回も堪能させていただきました。ありがとうございました。

そのとおりと思ったら、ポチッ!

Comment

[88]

些細なシーンが
自分の経験や過去とダブったり
連想させたりするので…面白かったです。
カップルには不向きですかねぇ?
私だったら付き合ってる男と見たい作品です(笑)

[89]

>chishiさん
パートナーと見るのもいいかもしれないですね。
信頼しあっていれば、他人事のように見れるし、
そうでなければ、反応を見て試すことも・・・
chishiさんはどっちなのかな?(笑い)
自分はひとりで見ることにしときます(笑)

[90]

はじめてT/Bさせて頂きます!
一人で観に行ったので、男性側のご意見、新鮮に読ませて頂きました。
男性って、やっぱそんなもんですかね(笑)
女の私は、グルグルといろんな事を考えてしまって、止まりませんでした!でも、いい映画だったと思います。これからもちょくちょくおじゃまさせて頂いていいですか?

[91]

>Carolitaさん
ちょくちょく遊びにきてくださいな。
いろんな映画観て、あきられないようがんばりますので。
男に高尚なものを求めちゃいけません(笑)
いつも高みを夢見て、現実見ないで、
周りに迷惑かけてる。そんなもんですよ。
たまにそうじゃない人もいるかもしれないですが、
そういう男は、人間的な魅力に欠けてると思う。
どっちを選ぶかは、女性にお任せしますが・・・

[564] むー。

これ、公開当時は劇場に行かれなかったんですけど... 私は正直「・・・。」かなーと思いました。
どっちの男もさ、「そんなこと聞いて、どうすんのさ?!」みたいなことグジグジ言ってて...

あ、でも、そういうところを見る映画なのかな(笑)

ジュリア・ロバーツがあまりスキじゃないからなのかも。 ポートマンは良かったですね~
後は、オッサン2人のエロ・チャット会話(笑)かな!見所は。

[567] >スーさん

グジグジ言うのが男なんですよー。言わなくても頭の中では思ってる。これは映画だから、「そこまで言うか」ってとこまで行きますが。わかりやすいので、そういう意味で親切ですね(笑)。

カップルで来て何が気まずいって、エロチャットでしょう!「男って、こんなんで興奮すんの?バッカじゃない?」って目で見られちゃう。そうです、こんなんで興奮するんですねー。バカですねー(笑)。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

Trackback

http://creview.blog67.fc2.com/tb.php/278-e3c24208

映画『クローサー』

原題:Closer訳の分からない、理解しがたい人々だ。英国発、30ヶ国語に翻訳されたP・マーバー戯曲の映画化、恋と不倫と浮気と嘘と真実に翻弄される物語。 最初の出会いはニューヨークから遊びにやってきたストリッパーのアリス(ナタリー・ポートマン)が交差点で車と接

『クローサー:closer』

大人の映画でした。ネタバレアリですので、ご注意ください!

«  | HOME |  »

タイトル一覧/記事検索


最新記事


記事ランキング

アクセス解析


検索ワードランキング


レンタルCGI


最新トラックバック


最新コメント


カテゴリ


プロフィール

Tao

Author:Tao
性別:♂
子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


RSSフィード


リンク



【BDもDVDもBOXで!】


【あの映画をお手元に!】