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普通の人々

ロバート・レッドフォードが監督に初挑戦、1980年のアカデミー賞で主要5部門ノミネートされ、作品・監督・脚色・助演男優賞に輝いた名作だ。未見は恥ずかしい。以前録画してあったビデオを観た。
アルヴィン・サージェントのシナリオがうまい。普通の家族に潜む影を、徐々に明らかにしていく展開。最近、こういう職人な脚本って、あんまりないような気がする。

レッドフォードの演出は、奇をてらうことなく、心に傷を負った人たちの心情を、丹念に切り取っている。冒険はしてない。そんな必要ないからね。でも、事件らしい事件を撮る方が、多分楽なんだと思うよ。こういう映画の方が難しいはず。

そう、これは本当に「普通の人々」を描いた映画なのだ。家族の突然の死も、不和も、そして離婚も、特別な家庭にだけ起こるわけじゃない。他人事じゃない。すごく特別に見えて、実は当たり前のことを、この映画は見せてくれてる。こんなに映画の題材になりにくいテーマもない。それを、一定の緊張感をキープしながら描ききった。レッドフォード、すごい。

男だから、感情移入しちゃうのは、やはりティモシー・ハットンとドナルド・サザーランドだ。失意の親子が、男同士の会話を交わすラストは、胸に迫るものがあった。あのお父さんの背中は、息子に見せても恥ずかしくない。ああいう父親になりたいものだ。

一方、女代表の母親はダメダメね。長男だろうが次男だろうが、自分の息子は息子でしょうに。愛情を注げないって、どういうことよ。精神的に一番欠如してるのは彼女だ。自分本位ここに極まれり。そんな低レベル女を、メアリー・タイラー・ムーアが見事に演じきっていた。本気で腹立つくらいだから、やっぱりうまいのよ。

ジャド・ハーシュ演じるカウンセラーは、個人的にイマイチだったかな。患者を挑発して本音を引き出す方法って、かなりリスキーだと思うのよ。普通はあんなことしないはず。結果よければすべてよしなんだろうけどさ。

「人生は事故の連続だ」・・・若いうちはあまり実感がないけど、年をとってくると、ホントにそう思う。思うように行かない中で、もがき、あがき、光を求める。辛いよね。辛いことの方が多いんだよね、人生って。

でもだからと言って、あの母親みたいに、全部人のせいにしてちゃ、何も変わらない。怒る前にわが身を振り返り、非難する前に許す。そういう人間になりたいと思った。普通の人にできるのは、それくらいなものだから。

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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