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ピッチブラック

予告編が不気味な感じで、前から気になっていた。DVDを借りてきた。
最新作「トリプルX」ではギャラで一流スターに並び、今や飛ぶ鳥を落とす勢いのヴィン・ディーゼル。これは、彼のこわーい容貌、あぶなーい雰囲気を最大限利用した、SFスリラー人間ドラマの秀作だ。

いやいやだって怖いでしょ。あんなの普通に考えたら、友達になりたくないもん。多分、実際はいい人なんだろうけどさ。でも、敵に回すより友達になっておいた方がいいかなあ・・・と、色々言いたくなるほど、柄が悪い。見た目怖い。そんな奴が、徐々に人間性を取り戻していく展開。やられた。一本とられた。いい人がいいことするより、悪い奴が改心して人を助ける方が、何倍も心に響くもんね。

その他の登場人物も、それぞれ個性を描き分けていて、ドラマに厚みを与えている。特に女宇宙飛行士が印象的だった。突然船長が死んで、船の舵取りをやらざるを得なくなり、乗客を捨てても助かろうとする。結局なんとか不時着でき、生き残った乗客に「助かったよ。ありがとう」と言われ、複雑な表情を見せる。感謝されるほどの人間じゃない。そう思い続けながら、ヴィン・ディーゼルとともにみんなで生き残るために行動する。万能ではないのに頼りにされる。時に間違い、非難を受ける。なぜか責任を負わされている。まるでどこかの会社の中間管理職みたいだ。

彼女がヴィン・ディーゼルを助けに戻り、身代わりとなってモンスターに連れ去れるクライマックスは感動した。あの時のディーゼルの表情、叫び。この映画はこれをやりたかったのだ。この場面のために、ディーゼルをキャスティングし、ディーゼルに怖い役を演じさせ、その他の登場人物を配したのだ。

そして、この作品のもう一人(?)の主役は、怪鳥ロプロスを骨だけにしてでかい頭をのっけたようなモンスターだ。造形は、ハリウッド版「ガッズィーラ」を担当したタトプロスによるもの。ありふれているようでオリジナリティを感じるこの怪物、あんまりいっぱい出てくるので、単体での怖さをあまり感じなかった。でも、その量は怖い。自分だけ助かろうとするマヌケ男が、暗闇でアルコールの炎を吹くと、周りびっしり怪物だらけになってる場面、思わず笑ってしまうほどすごかった。

入り口がSFである上に、全編意外に淡々と進んでいくため、SF好き以外にはちょっと辛いかも。でも、そんなにSF的な仕掛けが多いわけでもないのよね。もっと言えば、SFにしなくても、作ることができる映画なのだ。でも監督はSF好き。DVD特典には、ヴィン・ディーゼル演じる男のバックグラウンドがわかるドラマが付いていた。こんなの作る監督は、やはりマニアックなんだね。

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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