猿の惑星

この1作目はもちろん鑑賞済み。最初に観たのは、かなり昔、TVで。子供心に、あのラストシーンはものすごい衝撃を受けた。
その後、何度も観返しているので、さすがに新しい発見はないけど、今回特に目をひいたのは、ノヴァを演じたリンダ・ハリソンだ。彼女、ものすごいいい女よね。美貌もスタイルも抜群です。ひどい目にあうチャールトン・ヘストンが、なぜかうらやましくなったりして(笑)。
それから、オランウータンのモーリス・エヴァンズも、印象に残った。この映画最大の悪役なんだけど、ラスト直前の告白は、深いものがあった。コーネリアスに読ませた、猿類の聖典の言葉が、われわれ人間の痛いところを突く。
「人間は悪魔の手先。心を許すな。霊長類でありながら、人間は慰みや欲望のために人を殺す。その土地を奪うために同胞を殺す。人間を増やすなら、あらゆる土地を砂漠に変える。人間を避けよ。住みかの森へ追い返せ。彼らは死の使いである」
それまで威勢のよかったチャールトン・ヘストン、ぐうの音も出ない。
今、人間は、地球を支配してはいるが、それは力と頭脳を持っているからだ。決して、ふさわしいからではない。ふさわしい動物にならなきゃいけないのに、争いごとは絶えない。愚かだね、人間って。いつか本当に、違う動物にとってかわられる時代が、来てしまうかもね。
ところで、DVDのパッケージや、おまけのブックレットの表紙、特典映像メニューの背景画像が、思いっきり自由の女神。いいんかい、それって。あの衝撃、これからの人にも味わってほしいなあ。
そのとおりと思ったら、ポチッ!
その後、何度も観返しているので、さすがに新しい発見はないけど、今回特に目をひいたのは、ノヴァを演じたリンダ・ハリソンだ。彼女、ものすごいいい女よね。美貌もスタイルも抜群です。ひどい目にあうチャールトン・ヘストンが、なぜかうらやましくなったりして(笑)。
それから、オランウータンのモーリス・エヴァンズも、印象に残った。この映画最大の悪役なんだけど、ラスト直前の告白は、深いものがあった。コーネリアスに読ませた、猿類の聖典の言葉が、われわれ人間の痛いところを突く。
「人間は悪魔の手先。心を許すな。霊長類でありながら、人間は慰みや欲望のために人を殺す。その土地を奪うために同胞を殺す。人間を増やすなら、あらゆる土地を砂漠に変える。人間を避けよ。住みかの森へ追い返せ。彼らは死の使いである」
それまで威勢のよかったチャールトン・ヘストン、ぐうの音も出ない。
今、人間は、地球を支配してはいるが、それは力と頭脳を持っているからだ。決して、ふさわしいからではない。ふさわしい動物にならなきゃいけないのに、争いごとは絶えない。愚かだね、人間って。いつか本当に、違う動物にとってかわられる時代が、来てしまうかもね。
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『猿の惑星』(1968)
1968年は、SF映画史上のみならず映画史上でも特筆すべき年なのかも知れません。
というのも、今日まで語り継がれる2本の作品――一本はスタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』、そしてもう一本が本作、ピエール・ブールの小説をフランクリン・J・シ...