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英雄の条件

フリードキン監督の全盛期は70年代だし、その後の作品にはあまり勢いが感じられなかった。本作は、男くさい2大名優を主役に配し、ひさびさに大きな期待ができる。DVDで観た。
トミー・リー・ジョーンズは、ベトナムで負傷して帰国して以来、現場から離れてしまった、風采の上がらない軍人弁護士。このショボさ加減が、絶妙にうまい。「逃亡者」のジェラード警部とはまったく別人。このひなびた感じが、クライマックスの堂々とした演説に効いてくる。

一方、サミュエル・L・ジャクソンは、強面を活かしたいつもどおりの役どころ。強烈なリーダーシップで、修羅場を切り抜けていく、百戦錬磨の指揮官だ。なのに、時々頬に涙の筋が・・・。これ、正直ちょっと笑いました。なんか星飛雄馬みたいで(笑)。

二人の硬派な演技合戦は、なかなか見ごたえがあった。ラストの判決にも納得。30年前に逃がした敵と対峙し、チルダースと敬礼するシーンは深いものがあった。しかし・・・。

この映画、話自体に無理がある。男も女も子供までもが手に手に銃を取り、大使館向けて発砲している映像をバッチリ録ったビデオがあれば、今のアメリカなら、国際社会に対してその正当性を堂々と主張すると思う。それを、国家安全保障局のソーカルは、なんで隠蔽しちゃうの?なんで、わざわざ話をややこしくして、不要な裁判までやって、誰かに責任をかぶせようとするの?

もしかして、そうしなければならない国際的な理屈があるのかもしれない。勉強不足なのは自分なのかもしれない。でもそうだったら、この映画は説明不足だ。

それでも、チルダースの主張の真偽が最後までわからなければ、法廷モノとしての完成度は高まったかもしれない。それを途中でばらしちゃったから、そこから視点がずれてしまった。「なんだ、チルダース正しいんじゃん」。作品のトーンがいい感じなだけに、残念としかいいようがない。

でも、これは監督のせいじゃない。原作も同じ展開なのかな?だったら、映画化そのものが問題だったと言える。せめて、脚本の段階で変えてくれてもよかったのにね。

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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