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フェイドTOブラック

オタクという言葉さえなかった頃、映画マニアが主人公のサスペンスということで記憶に残っていて、いつか観たいと思っていた。前の日に観た「ゴッド・アンド・モンスター」と同じビデオに録画してあって、ついにご対面となった。
映画におぼれた青年が、映画の主人公を気取って、次々と気に食わない人間を殺していく。テンポは決して悪くないし、殺しの場面もそれなりに凝っている。同じ映画マニアとして、この青年に少しでも共感できたら、傑作になったかもしれない。

ところが、このバカ、本当にクズみたいな野郎なのだ。殺した相手はどれも、死に値するほどのことはしていない。どう見ても、このバカの逆恨みだ。映写機を壊して突き落とされる母親、安値を断って追いかけられる娼婦、マニアに付き合いきれなかっただけで撃たれるミッキー・ローク(!)、懲戒解雇したら襲われて心臓発作を起こす雇い主。悪意があるのはネタを盗んだプロデューサーぐらいなもんだが、彼もマシンガンで蜂の巣にされるほど悪かない。

でも、この主人公が本当にイヤなのは、自分が映画マニアであることをまったく隠さない、その恥知らずぶりなのよね。

ビデオやDVDが普及し、シネコンが乱立する今でこそ、「趣味は映画鑑賞」と平気で言える人が増えた。けど、オレは物心ついた頃から映画にはまってしまった。そして、周りが部活で健康的にスポーツに励んでる青春時代、オレは映画にのめりこんだ。不健康で内向的で、人に言える趣味じゃないと思い、後ろめたい心地がした。日常会話で映画の話が出ても、進んでそんな話には参加しなかったし、ましてや自分からひけらかすなんて、とんでもないことだった。

そんな風に考えているのは、オレくらいなもんなのかな? でも、映画なんて娯楽の一つだから、そんなことに入れこんでる自分を知られたくなくて、隠していた。そんなオレが、周りを気にせずに映画への愛情を表現できる唯一の場、それがネットなのよ。

マニア度は、この映画の主人公といい勝負だと思う。でも、いまだに「映画が趣味」と素直に言えない。言うと恥ずかしい。そんな自分にとって、マニアまるだしのエリックは、恥知らずに見えて仕方ない。

ある意味オレも卑屈だと思うけど、これはもう仕方ない。田舎の映画少年なんて、そんなもんよ。でも、間違ってもエリックのような真似はできない。マニアな顔は、外に出すもんじゃないよ。

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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