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阿弥陀堂だより

仕事に追われる毎日を過ごしていると、後ろ向きなことを言ったり、力を抜いたりすることが許されず、それが当たり前に思う。でも、それじゃ続かない場合って、あるのよね。この映画を観て、癒されるを超えて、救われたような気がした。本当に大事なものを教えてくれたと思う。
スペクタクルも、アクションも、ものすごい事件もないけど、この映画、心に沁みる名台詞の宝庫だ。わざわざDVD見返して書き出したので、ここに採録します。

孝夫「何もないですね」
幸田「せめて死ぬ時ぐらい美しくしておきたいからね」

幸田「自分の価値のあるなしなんぞ、この年になってもわからんもんさ。そんなことはどうでもいい。とにかく、自ら志した道、悔いのないよう歩むことだ」

おうめ「質素なものばかり食べていたのが、長寿につながったのだったら、それはお金がなかったからできたのです。貧乏はありがたいことです」

幸田「何事も大切なのは姿なんだよ。姿はその人の心を映すからね」

美智子「いいことって、大きな声を出すと逃げちゃうんだって」

(幸田の家の「自治三訣」)
「人の御世話にならぬよう/人の御世話をするように/そしてむくいをもとめぬよう」

美智子「ご先祖様がいたお陰で、今のあなたがあって、私があって、このままここでずーっと暮らして、私たちがいつかご先祖様になれたらいいと思わない?」

(病床の小百合が読んでいたプーシキンの一節)
「日々の命の営みが、時にあなたを欺いたとて、悲しみを、また、憤りを抱いてはいけない。/悲しい日には心を穏やかに保ちなさい。きっと再び喜びの日が訪れるから。/心はいつも行く末の中に生きる。今あるものは、すずろに寂しい思いを呼ぶ。/人の世のなべてのものは束の間に流れ去る。流れ去るものは、やがて懐かしいものとなる」

美智子「落ちこぼれってのも悪くないなって思ってるんだから。東京にいた頃は、他人の目に完全なものとして映ろうとしたり、自分の目に自分が理想的であろうとしたり・・・無理してたのよね」

美智子「命とか死に対する考え方って、年と共に変化していくのよね。私、この村に来て思ってるの。今をよく生きることが、よく死ぬことかなって」

おうめ「優しくて利口な女なんて滅多にいないんだから、大事にしなきゃだめだよ」

美智子「望まれてやるのが女ってもんよ」

北林谷栄は最高! かわいくて、お茶目で、含蓄あるおばあちゃんだ。座布団投げて笑わせて、小百合を心配する涙にもらい泣き。映画史に残る名演とは、まさにこのことだ。

他のキャストも素晴らしい。控えめな演技で女性を立たせる寺尾聡、こんな奥さんいたらなーな樋口可南子、余裕と貫禄の田村高廣、所作と台詞まわしに惚れ惚れする香川京子、そして、どうしようもないくらいかわいいコニたん!(笑) うーん、守ってあげたい!(すいません、大ファンです)

長野の四季も美しく、ロケ地となった飯山市の人たちには、素晴らしい贈り物になったことだろう。本気でうらやましいです。

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Comment

[669] トラバありがとうございます。

おっしゃるとおり
教わることが多い映画でした。
美しい自然の景観にさりげない人間論が展開されているようです。
北林さんに励まされますね。

[670] >としさん

ホント、教訓の宝庫みたいな映画でした。
北林谷栄さんも、当時91歳。今年で96歳ですよ。日本の至宝ですよね。

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阿弥陀堂だより

いやぁ素晴しい映画にまた出会いました。体調の良くない自分のココロの栄養になりました。ロケ地の長野県飯山市は何と美しいトコロなんでしょう。その自然の美しい景観・移り変わる季節の映像美に惹かれました。物語は、都会の病院で医師として働く妻(樋口可南子)が自身の

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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