テッド

地元のシネコンではかからない予定だったが、
話題になってるのを知ったのか、急遽昨日から上映スタート。
ほとんどが吹替え版で、字幕版は1日1回のみ。
有吉の毒舌口調にも興味あったけど、
イチかバチかな気もしたので、いつもどおり字幕版で鑑賞した。

いやあ、面白かった。
終わって劇場出るときも、ニヤニヤが止まらなかったもの。
最後の「彼はテイラー・ロートナーになった」が、ツボにはまってしまってね。
写真のあいつ、さわやかに笑ってたぜ。

将来テイラーになるらしいデブガキがテッドを追う場面で、
ジョンがその背中にぶつける「このスーザン・ボイル」にも、思わず吹き出した。
そのあと思い切り殴ってスカッとしたけど、
あの言葉はパンチと同じくらい、精神的なダメージを与えたに違いない。

昔、一世を風靡したという設定なので、有名人のつながりも多いテッド。
ジョンとローリーを復縁させるためにひと肌脱いだのは、ノラ・ジョーンズ。
彼女がテッドの元セフレとあれば、昔はもっと脱いでいたのだから、
ひと肌ぐらいどうってことないのね。

ジョンとテッドが崇拝するカルト映画、
「フラッシュ・ゴードン」のトム・ジョーンズも、本人役で登場。
パーティでラリって、部屋の壁を壊して、
隣人のミン皇帝(ってか、ただの中国人)をこてんぱんにのして、もうやりたい放題。
ジョンとローリーの結婚式では神父まで務め、映画のラストも締めくくる。
80年代SFのポップな名作をまだ観ていないことを、ちょっと後悔した。
あれ、レンタルされてるのかな。
これを機に棚に並ぶかもね。

テッドが繰り出す下ネタの数々も衝撃的だ。
「デリ嬢4人も部屋に呼んでスカトロプレイ」
「スーパーのレジで擬似顔射して、イケイケ姉ちゃんも引く」
「そのお姉ちゃんと倉庫でエッチして店長に見つかる」あたりがベスト3か。
愛くるしいくまちゃんが、女の股間で腰を振る画は、
見ちゃいけないものを見た気がするね。
まあ、女って、くまのキャラにはほぼ例外なく心許すからね。
油断して体も許しちゃったんでしょう。

品のなさが売りの本作だが、後半は映画らしい盛り上がりを見せる。
ジョンとローリーのよりを戻すために奮闘するテッドに、好感度も急上昇。
そんなテッドがストーカー親子に連れ去られてハラハラし、
体がバラバラになり、ただのぬいぐるみに戻ってしまう展開に、思わずちょびっと涙。
コメディなんだから、あとで生き返ることはわかっているのに。

80年代サブカルと誹謗中傷とエロネタ満載で、とてもデートムービーにはなりえず、
後半の流れも、安直であざといと言えば、まさにその通りだ。

そんな映画でも、オレは面白かった。
テディベアに魂を吹き込んで、変態オヤジ化させるというアイディアを、
アイディア倒れに終わらせずに、一本の映画に仕立て上げた手腕はすごい。
セス・マクファーレン、次回作が楽しみな監督がまたひとり増えた。

<おまけ>
観ていて困ったのは字幕。
「くまもん」だの「ガチャピン」だの「星一徹」だの、
日本国内でしか通用しない単語が次々と出てくるのだ。

字幕を監修した町山なんとかによる舞台裏記事も読んだ。
こういう映画のニュアンスを伝えるのが、とても難しいというのはわかった。
それでもあえて言わせてもらう。


外国人が絶対に言わない言葉は、

絶対に字幕で使っちゃダメ!



確かに、我々が知らない外国文化のニュアンスは、
イメージしやすい国内キャラに置き換えた方が、わかりやすいのは認めよう。
だけどその副作用で発生する違和感のせいで、失われるものの方がはるかに大きい。
それは笑いだ。

たとえニュアンスが伝わったとしても、その何倍も大きな違和感によって、
そのシーンが本当に狙っている笑いが、完全に消し去られてしまうのだ。

コメディから笑いを奪ってまで、重視しなきゃならんニュアンスなんてあんのか?
町山さん、あんた100%間違ってるよ。

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Comment

[735]

自分は外国人が貸してくれたDVDで鑑賞したのですが、字幕ではそんなことになっていたのですね…。

とんでもない字幕だ…

見ていて興ざめ確実ですね。

歴史に残る悪字幕みたいですね。

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子供の頃から映画が大好き!いっぱい観てきたつもりですが、まだまだ勉強不足です。毎日映画だけ観て暮らすのが夢。


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